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妄想ジョブクエスト「魔界幻士編 EP3 《風に立つG/夢の守り人》」【終】

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 この日記は二次創作になります。
 独自設定並びに、独自解釈を含みます。
 また下記ネタバレを含みます。

 ・巴術/召喚士クエスト
 ・蛮族クエスト
 ・クリスタルタワー関連
 ・メインクエスト
 ・フラクタル・コンティニアム関連
 ・その他サブクエスト等



 また露骨なパロディーを含みます。

 ご注意ください。













---------------------------
これまでの魔界幻士!

 

 「セイレーンは巨大な竜巻を発生させ、勢力を増してイシュガルドに向っているようです」


 

 「……ガーロンドアイアンワークスの者っス!」


 

 「俺達の願いは、ただ一つ……風のごとく、もっと高く、天を翔ける、折れぬ翼を……その果てぬ夢だけだッ!!」

  
 
 「フッ、じゃあ、私の夢は、お前の夢を守る事、にしておこう」
 
---------------------------


 セイレーンの嵐と唄を乗り越え、竜巻の中心部、ゼルファトルの山腹に、二人は辿り着く。

 シドゥは弓を手に、ファルコン号から降り、風に立つ。
 己の為すべきことの為に。

 
 「シドゥさん、アレを!」
 と、ファルコン号から同じく降りたク・ウガがある事に気付く。

 「イクサルの生き残り!?」
 そこには竜巻に飲まれながらも、辛うじて生存していた、数名のイクサル族の上級戦士と思われる姿があった。
 
 

 「見つけたぞ、我らがガルーダ様を穢したモノよォッ!」
 「疾風”かぜ”の報復を受け取れいッ!!」
 「特攻(ぶっこ)むゾォッ!! お前らァッ!!」

 戦士たちは、手に呪具を持ち、上空のセイレーンに向けて、魔法を一斉に放った。

 『エンシェント・エアロジャッ!!』

 ――風のエーテル塊が、セイレーンへと向かう――それはエーテルの揺らぎが淡い輝きとなって鬼火の様に見えた。


 (――速い!)
 シドゥは銃弾の様に放たれた風属性の魔法に目を見開いた。
 「――アレは命を削って放つ類の魔法だ!!」
 ク・ウガがイクサルの撃った魔法を見て驚嘆している。
 恐らく、一矢報いるために自分たちの命を省みずに禁断魔法を放っているのだろう。


 ――だが。
 

 「あら、私の遊びの邪魔をするの? おばかさん?」

 セイレーンの化身となったマミヤ――レーナが翼を広げる。

 ――フフッ

 セイレーンが嘲笑が、シドゥにも聞こえた気がした。


 「アアッ!?」
 禁断魔法を放ち続けるイクサルの戦士達が絶句した。

 弾丸よりも早いイクサルの禁断魔法を、セイレーンは次々と回避していった。

 そして、イクサル族の頭上、僅かに触れられるか、という所までそのまま降下し、彼らを眼下に見下ろした。

 「キ……サマ……ッ!」
 イクサルの戦士達は禁断魔法を連続で放った事で、息も絶え絶えにといった所だ。
 が、見下ろすセイレーンの視線に、最後の力を振り絞って、再度魔法を放つ。
 
 この距離ならば――だが。

 「ラ……ララ……!!」
 
 ――セイレーンの唄が、イクサル族を包んだ。
 

 「おいッ!? どうした皆!?」
 「ギャ……!」
 一人を残し、イクサル族の戦士達が動きを止めて震えだす。
 
 「……ソニックバフェット」

 それを見て、セイレーンがぽつり、と呟いた。
 

 そして「ふっ」とそっと、息をイクサル族の戦士達に向けて吹いた。


 ――ぱんっ

 次の瞬間、イクサルたちの身体が”弾けた”
 まるで、風船が割れるように。
 飛び散った血しぶきと肉片は――すぐさま光の粒……エーテルの流れになって、セイレーンに吸われていった。

 

 「あ、あああ……ッ!?」
 一人残されたイクサルの戦士が、恐怖と絶望に、その場にへたり込んだ。
 セイレーンはその様子を満足そうに眺めている。
 




 「遊んでやがる……!」
 シドゥが、怒りに歯を軋ませてから言った。
 
 「奪うのは、楽しいわね……貴方は――何をくれるのかしら?」

 

 セイレーンが、今度はシドゥ達の方を見て笑った。

 
 「シドゥさん……行きましょう!」
 「ああ……!」

 ――シドゥはトランスベルトを、ク・ウガは魔導書を構えた。
 
 

 「召喚!」
 「合体!」


 

 「――変身!!」
 
 体で魔紋を描き、それに合わせ召喚術を行使する――。



 「ふふふ、あはははは!」

 だが、それを敵が待つわけもない。
 

 「ヒステリック・アサルトッ!!」

 セイレーンが、シドゥとク・ウガに向けて、”唄の塊”を放った。

 先ほどイクサル族を葬ったのと同じく、聞いたものを”爆砕”する、呪いの唱歌だ。

 
 だが、シドゥ達の方が少し早かった。


 

 「邪悪なるものあらば、その姿を彼方より知りて疾風のごとく邪悪を射ぬく戦士あり……来たれ!」

 ――ク・ウガの呪文が終わると共に、シドゥのベルトに風が、吹いた。







 「――Now fall」
 

 ――シドゥが、ベルトを抑えた。
 ガルーダを称える歌がベルトから鳴り響き、風はさらに勢いを増す。


 


 その風はすさまじく――セイレーンの唄をもはじき返す。

 「!」
 さすがのセイレーンにも動揺が走った。


 

 輝くベルトの光に照らされて現れたのは。
 ――天翔けるガルーダの翼の意匠を全身に持つ、白と緑の戦士。



  


 疾風の切り札!! ガルーダフォームッ!!」
 セイレーンの唱歌――ヒステリック・アサルトをはじき返して、ガルーダの化身がそこには誕生していた。
 シドゥがガルーダと召喚合体し、変身した「ガルーダフォーム」である。

 そして、途端に
 「うっ……!」
 

 ク・ウガの精神とエーテルをガルーダの凶暴な力が侵食し始めた。
 
 「ク・ウガ!」
 「大丈夫です、それより先ほども伝えましたがその姿は長くは持ちません、一気に決めますよ!」


 ク・ウガが魔導書を持ち直し、呪文を唱える。
 

 「来たれ! 空高く翔ける鳥人の弓よ!」

 

 シドゥはミコッテ風の短弓を掲げる。
 徐々に風の、ガルーダの祝福がそれを包み、光を放ち始める。
 

 「これで決まりだッ!! ガルーダ・(エクストリーム)!!」
 
 最初から全力――短弓はその力を行使するにふさわしい姿となった。
 

 「完成!ガルーダスパイン!!」

 ガルーダの加護を受けし、疾風の弓である。
 
 シドゥは弓を、セイレーンに構えた。


 

 「うふふっ!」
 しかし、セイレーンはそんなシドゥ達にも余裕の表情を崩さない。

 だが、シドゥは無言で、矢を一本、ガルーダスパインに番え、そして放つ――!

 

 「あっ!?」

 ――見えない!?

 セイレーンが驚愕し、そして咄嗟に身を翻す!


 「そんなっ!?」

 矢は、セイレーンの翼を、かすめていた。


 「届く――行けるぞ、ク・ウガ!」
 「……ええ!」 
 必死に、ガルーダからの浸食に耐えるク・ウガ。

 シドゥは、そんなク・ウガの為にも、次の一撃で決着をつけようとした。


 「……! 私の翼は! ……私の夢はもう誰にも奪わせない!!」

 

 セイレーンは、受けた傷をすぐさま再生させた。
 そして、翼を広げて、天へと舞った。
 シドゥがセイレーンを見上げる。

 黄金色に輝くセイレーンの髪がなびき、翼は光を放って空を昇っていく。
 あっという間に、彼女は上空遥か彼方へと移動していた。 

 

 「私の夢は……奪わせない……!」

 セイレーンがシドゥに叫ぶ。
 その叫びは、やがての唄の様になってシドゥにも届いた。
 だが、ガルーダの化身となったシドゥは、その唄に惑わされる事はない。
 
 

 「違うな」
 
 シドゥは続ける。

 

 「そいつは夢じゃねえ、夢ってのは、もっと胸の中からどうしようもなく湧いてくるもんだ」
 シドゥはもう一度矢を弓に番えた。

 セイレーンの唄は憎しみだった。
 呪詛だった。
 
 自身の千切れた夢に対しての、そして全ての夢へのレクイエムだった。
 
 
 「……夢を失うと、お前みたいになるのか」

 その悲痛な叫びに少しだけシドゥは共感した。
 だが。

 タタラム、セズルの、そしてク・ウガの夢を語る瞳を思い出す。

 「――それなら、尚のこと、お前の罪は重い」

 
 ク・ウガが魔導書に呪文を唱える。
 弓と矢にガルーダの力が集中していく。

 シドゥは、高まっていく魔力に、ク・ウガの意志を感じた。
 

 「さあ……お前の罪を……!」
 
 シドゥは、狙いをセイレーンに定める。


 

 「奪わせない! 私が奪う! あの国が見る夢を全て!!」 


 

 RAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!

 セイレーンが、唄う。

 今一度、最大級の呪詛の唄を。


 

 「ルナティック・ボイス!!」


 セイレーンの唱歌が、シドゥ達を襲った。


 それは、セイレーンの究極履行。


 そして、それに対するは――。


 

 「俺達の究極履行――!」
 ク・ウガが呪文の詠唱を終えた。

 

 「「ブラストエリアルッ!!」」



 

 ――シドゥが、矢から手を離した。



 

 カッ!
 


 風を纏う光の矢が”ルナティック・ボイス”の声のエーテルに突っ込む。

 

 「!!」
 
 それはルナティック・ボイスを貫き、セイレーンに向って、真っすぐに飛翔した。
 
 ――だが。

 ギギッ!!

 ――音を立て、矢は曲がった。


 

 「あはは!」

 セイレーンは笑った。
 押し返したのだ。

 呪いが、夢を。



 だが――風は、まだ吹いている。





 

 「あっ!?」

 ――遅かった。

 折れ曲がった”夢”は、それでも進み――セイレーンの脇腹を貫いたのだった。


 

 「あ、あああ……!!」


 セイレーンが苦痛に震える。
 貫かれた箇所がすぐさま再生するが、そこには――。


 

 世界を巡る永遠の風、イクサルの紋章が魔紋として浮かび上がっていた。
 魔紋に込められた力は――やがて蛮神の化身となったものをベルトごと打ち砕く。 


 「あああああああああーーーっ!!」



 

 彼女のベルトが、逆流する力に耐えきれずスパークを始める。
 空高く、それは光を放った。


 


 
 ――決着はついた。





 


 セイレーンの悪夢の終焉であった。




---------------------------


 

 彼女は墜ちて行った。
 

 翼を失い、真っ逆さまに。

 

 もうこれで本当に彼女は飛べない。



 だが、彼女は――レーナは夢を見ていた。



---------------------------


 「本日はお前の婚約者も来る予定だ、教皇猊下までお見えになるそうだよ」
 「おめでとう、レーナ」
 

 父が、母が、自分を称えている。
 そうだ、今日は大事な舞台があるのだ。
 夢にまで見た、憧れのステージ。

 さあ、行かねば。
 
 だって、彼が待っているもの。
 
 「――レーナ」 
 
 

 婚約者が、自分を呼ぶ声がした。
 後ろを振り返る。


 「あっ……」

 だが、そこに居たのは
 



---------------------------



 

 「ごめんね、ク・ウガ……」

 地に落ちたセイレーンの化身は、最後にその名を呟いた。


 
 

 そして、魔紋の力を受けた彼女は――ベルトごと、爆発した。



---------------------------

 
 
 戦いが終わり、シドゥは嵐が止むのを見ていた。
 

 ク・ウガは沈痛な面持ちでセイレーンの墜ちた地を見つめていた。

 「夢、か……」
 「シドゥさん?」

 そんなク・ウガにシドゥが語りかけた。

 「俺には夢は無い……だが、”親父の夢”の様にやる事は出来る」
 「お父さんの、夢?」
 「お前にはまだ夢があるんだろう?」

 

 ク・ウガが、シドゥの言葉の意を解したかは、シドゥにはわからなかったが、ク・ウガはそっと、サムズアップでそれに返した。


 と、そこへ――。

 「聞こえますか!? こちら新ファンタジア号!! 嵐が止んだのを確認しました! どこか降りられる場所はありませんかっ!?」
 
 リンクパールの着信音が鳴り響き、その後すぐに、タタラムの声が聞こえた。
 「タタラムさんの声!? 無事だったんだ!」
 「フッ、さすが坊ちゃんの夢の結晶だな、そう簡単にゃ、沈まねえか」

 
 嵐がやんで、やがて雲が散った。

 上空には、ファンタジア号が陽の光を反射させながら飛んでいた。
 ファンタジア号が、どこに着陸すべきか迷っていると――翼をはためかせた、ドラゴンの群れが現れた。

 事態を見守っていた、聖竜の眷属たちだ。
 そして、彼らはやがて、ファンタジア号を導くように進み始めた。

 

 竜と飛空艇が、大空を進んでいく。
 ク・ウガとシドゥを迎えに来た、デズル・クワラン号までその群れに加わった。

 シドゥとク・ウガはそれを見上げた。




 それはきっと、近い将来イシュガルドで、よく見られる光景になるのだろう。



---------------------------


 ――数日後、グリダニア・アプカル滝。

 

「シドゥさん、お疲れさまでした。」

 

 「タタラムさん、無事でよかったですね。 シンポジウムも大成功だったそうです! 飛空艇の技術交流は大変盛り上がり、イシュガルドが飛空艇大国になる日も来るかもしれません」

 

 「セズルさん達も俄然やる気になったみたいでしてね、デズル・クワラン号をさらに改良するって息巻いてました!」
 
 

 「それから、イクサル族たちのことですが……完全にとはいきませんが、ガルーダ信仰の元に、徐々に混乱は収束を迎えつつあるようです」
 

 「複雑ですが……あの場に居た、イクサルの戦士の最後の生き残りが、ガルーダフォームの戦いを見ていたようで……ガルーダが、セイレーンを倒したと吹聴したことで、一族が纏まる切欠になったとか、まあ、事実ではありますが……」 
 
 

 「なんにせよ、シドゥさん……俺達はガルーダの力を手に入れ、エオルゼアの平和を、人々の夢を守ることが出来ました! ……まだ戦いは続きますが、これからもよろしくお願いしますね!」




 QUEST COMPLETE



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次回予告

 

 「そこのミコッテもやるようだな」
 「鍛えてますから!」

 
 

 「……大丈夫か、少年?」
 
 

 「大丈夫、僕たちにはヒーローがいる!」

 

 「そうか、アイツがそんなことを言ってたか……!」



 次回LV45クエスト 「巡る、潮」


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