Charakter

星2月22日
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重要なコトだから、書き記しておく。

俺はヒトが分からない。

同じヒトの形をしているのに、ヒトのはずなのに、分からない。

学べば分かると思っていた。

失敗したら、次は失敗しないように、考えて、直して、見直して。

頑張り続けたら「優しい」って言われるようになった。

俺は、頑張って優しいダケだから。

本当に、心の底から、自然と優しくできるワケじゃないから。

「俺は優しくない」って本当のコトを言ってきた。

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俺は悩んだコトがない。

誰かが悩んでいるように、同じように悩んだコトが、たぶん無い。

悩むとか、落ち込むって、方向性がある。
同じように悩んで落ち込んでいるように見えても、違うコトがある。

特定の誰かに認められたくて落ち込んだコトがない。

寂しくて落ち込んだコトがない。

他人に頼らないとどうにもならないコトで落ち込んだコトがない。

誰にも認められなくても俺は俺として存在するしかないし。

寂しくても寂しくなくても俺は俺として存在してるし。
まず寂しいって何なのか、分かってる気がしないけど。

誰かに頼らないとどうにもならないかどうかすら分からないし。

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俺は。

生まれた時から、俺で。

なんでみんな、そんなに落ち込むンだろうって。

誰かに否定されて、消えちゃう気持ちになるンだろうって。

確かに消されるのはヤだけど。本当に消えるワケじゃない。

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真っ暗な足元を、じっと眺めている。

俺にとってココは、ただ、見通しが悪いダケの立てる場所だ。

周りのヒトにとってココは、どうしようもない暗闇で、穴だ。
一歩踏み出すまでもなく、突然落ちていくかもしれないトコロだ。

見えないダケで、床は有る。ここは、ただの真っ黒な床。

その確信を、おそらく「自己肯定感」と呼ぶ。

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ここは穴なんか無いよって。大丈夫だよって。
転んで驚いて慌ててビックリしてるヒトに声をかけるンだけど。

そういうコトをしてるつもりだったンだけど。

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俺は、ちゃんと世界を見れているだろうか。
俺が正しいコトなんて無いと思ってる。

友達が多いだとか、前向きに生きるだとか、朝起きるだとか。
一般的に「コレが好い」とされてるコトは色々あるけど。
誰もがその通りに生きていけるワケじゃないンだから。

どうしても価値観が少数派で気が合わないヒトとか。
苦しいこと辛いことが沢山あって気が気じゃないヒトとか。
体質的に朝起きるのが苦しい、夜型のヒトだとか。

いろんなヒトがいて、それを、ダメって言う権利は誰にもなくて。

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落ち込んでないのに、落ち込んでるみたいに言われたり。
怒ってないのに、怒っているみたいに言われたり。
気にしていないのに、気にしているように言われたり。

思っているコト、考えているのと違うコトを言われるコト。

思った通り、考えた通りに行かない、たくさんのコト。

それって全部、俺が。

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人の痛みが分からないカラなんだろうな。

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頑張れば分かると思ってた。

少しづつ、寄り添えているンじゃないかと思ってた。

階段を上がっていくように、やっていけると思ってた。

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1000人の患者が並んでいたとして。

俺が助けられる患者って。

3人くらい、かも。

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そんな想いをシても、俺の足元は揺らがない。

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心のショックを患者に喩えるくらい余裕だなって。思う。

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だって、これは俺が頭の中で考えているコトでしかなくて、
本当に誰を救える救えないって現実的な答えとは別のコトで。

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俺はヒトの痛みが分からない。

本当に分からないンだとおもう。

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なんで、そんなコトで悩むンだろうって。

誰にも声を掛けられたくないのに、求めてるコトバしか欲しくないのに、
なんで、どんな声を掛けられるか分からないトコロで泣くンだろうって。

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俺が楽しくすればするほど、誰かは楽しくないンだとおもう。

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誰もツイてこれない。

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ついてきてほしいワケじゃないけど。

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振り落とす気はなかったから。

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俺がアウラ族じゃなかったら。
黒くて大きくて、おそらくは不気味じゃなかったら。
子供に泣かれるコトもなかったのかなって。

そう考えるときに似ている。

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切っても切っても爪が伸びてくる。

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食っても食っても腹が減ってくる。

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考えても考えても分からない。

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『似ているものが、たくさんあって、面白い』

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