Charakter

Charakter

G'emberto Nunh

Titan [Mana]

Du hast keine Verbindung zu diesem Charakter.

Erlaubnisanfragen

Um diesem Charakter zu folgen, ist eine Erlaubnis erforderlich. Möchtest du eine Erlaubnisanfrage stellen?

  • 4

FF14 (勝手に)外伝 亡国の冒険者達 8

Öffentlich
 二人のエンベルトはシャーレアンから来た『救世詩盟』からの依頼でそれぞれ不滅隊と双蛇党の冒険者部隊を率いて、各地で帝国軍の先遣隊と戦い勝利して頭角を表し初めていた。

 そんな中、グリダニアでは、エレゼン族の老人『賢人ルイゾワ』の元に各地からグランドカンパニーの精鋭と冒険者が集められ、
「蛮神イフリート」に戦いを挑む事になる。

「三年ぶりのグリダニアか」
 不滅隊冒険者部隊を率いてグリダニア入りしたグ・エンベルトは久しぶりの故郷・・・
正確にはギラバニアが故郷だが、物心ついてからの記憶はグリダニアの物しか無いので
グ・エンベルトにとっては母や姉、義従兄の家族と過ごしたグリダニアが故郷の様な物だった。
「やはり、挨拶に行った方が良いかな、特にエ・スミ・ヤン様には」
そう思ったグ・エンベルトは仮の宿舎として充てがわれた双蛇党兵舎を出ると顕老樹瞑想窟に向かった

「道士グ・エンベルト、やっと顔を見せてくれましたね、黒魔道士に関する報告書を送ってきたのを最後に音信不通になって案じていましたよ、まぁその後の活躍は色々と耳に入っていますが」
エ・スミ・ヤンは笑いながらそう言われグ・エンベルトは恐縮した。
「成り行きで、こんな結果になって申し訳ありません、黒魔道士の力を手にした以上、グリダニアに戻る訳には行かないと判断したので・・・」
「そうですね、それは正しい判断だったと私も思います、「評議会」には私やワ・セラ・ヌン殿とは違い
『旧守派』もまだまだ多いですからね、彼らが何を言い出すかは想像が付きます」
「はい、エ・スミ・ヤン様にそう言っていただけるとありがたいです」
「それにしても白魔道士と黒魔道士の力を両方手にするとは、君は私が想像していた以上の逸材でしたね、その君が双蛇党に居ないのは残念な事ですが、今はそんな事を言っている状況では無いですからね、グリダニアの為、いやエオルゼアの為に頑張ってください」
「はい、精進します」
「あ、そうそう君が推薦してくれたエンベルト・ジェーニオ君ですが」
「はい?」
「彼もまた素晴らしい逸材です、あっと言う間に幻術を身に付けて、私も驚きました。
ただ、彼は幻術士になるよりは槍や剣を振るう方が自分に相応しいと、今は双蛇党で冒険者部隊の指揮を取っています、これから共闘する機会もあるでしょう、それと君の母上やワ・セラ・ヌン殿が顔を見せるのを待ってますよ、この後会いに行くのですよ」
そう言われて、顕老樹瞑想窟を後にしたグ・エンベルトは義従兄の館を訪れた
「まぁ、逞しくなって」
義従兄の第一夫人「アレクシア」の第一声である、
挨拶をしようとするグ・エンベルトを
「おい、硬い事は無しだ、早くこっちに来なさい」
そう言われて、館のダイニングホールに行くとそこには義従兄の家族だけでは無く
母や姉、義従姉も顔を揃えていた。
鬼哭隊士官の制服を着た母は涙ぐんでいる
「あの時は事情もよく知らなくて怒ったりして、後で話を聞いてどれだけ後悔したか・・・」
母にそう言われてもグ・エンベルトは謝る事しかできなかった。
総勢二十人以上で食べる夕食は賑やかで楽しかったし、久しぶりのアレクシアの料理も美味しかった
「俺には、守らなくてはならない人がこんなにも居るんだな」
明日からの戦いに気力を新たにしたグ・エンベルトであった。

 エンベルト・ジェーニオは多忙な一日を過ごしていた
双蛇党の士官として冒険者部隊の統率に当たるだけではなく、グリダニアに集結しつつある不滅隊や黒渦団の冒険者部隊の世話も任務だからだ。
 仮の宿舎から食事、その他諸々の雑務に追われて目の回る様な忙しさっだった。
「隊長、これはどうしますか?」
「隊長、指示をお願いします」
「隊長、喧嘩が始まりました」
「全く、何で全部俺の所に持ってくるんだよ、他にも士官は居るだろう?」
エンベルト・ジェーニオは自覚していないが、彼は双蛇党の下士官や兵達から絶大な支持を得ているのである。
 グリダニアは階級社会で、幻術士とそれ以外の市民との間には高い壁がある。
幻術を極めながら幻術士にならず武の実力のみで一兵卒から士官になったエンベルトは例え他国の生まれとは言え彼ら一般市民の期待の星なのであった。
そして、誰に対しても公平で、飾らない鷹揚なエンベルトの人柄もまたその人気を支えているのであった。

 エンベルトは的確に指示を出すと、喧嘩が始まったと言う冒険者部隊の仮設食堂のテントに向かった
テントと言っても100人以上が一度に食事が出来る施設である。
 「不滅隊の冒険者と黒渦団の冒険者の喧嘩と言う事だったな、あいつは何をやってるんだ?」
あいつとはグ・エンベルトの事であり、彼は今不在である。
一方の黒渦団は到着したばかりで、まだ指揮官とは挨拶を交わしてはいなかった。
 エンベルトが食堂に入ると、双方の冒険者や兵達が遠巻きに円陣を作り
真ん中で誰かが喧嘩の最中だ。
「まぁな、冒険者は血の気が多いやつばかりだからな、仕方が無いか・・・」
人垣をかき分けて中に進むと、黒渦団の士官一人と不滅隊の冒険者二人の争いの様だ
「(全く、なんで士官が先頭に立って喧嘩なんか、しかも女か・・・ってあれはまさか?)」
「そこまで!!」
エンベルトは争っている三人の間に割って入ると、黒渦団の士官に向かって
「止めろ、やっぱりルクレチアか」
と言った途端、妹が振り上げていた配膳用のトレイで頭を殴られて、うずくまる。
「何よ、あんたいきなり間に入って来て、人を呼び捨てにして・・てまさか兄さん?」
「痛えなぁもう、ハイハイ 喧嘩はお仕舞い、みんな飯を食ったら宿舎に戻って、お前らもう良いよな?」
不滅隊の冒険者達とは昼間挨拶をしているし、彼らも自分たちの隊長とエンベルトが友人なのは知っているので、大人しく敬礼をして引き上げていった。中には失礼にも殴られたエンベルトを見て笑っている奴もいたが。
 とんだとばっちりあったが、まさか妹とここで再会するとは思わなかったエンベルトである。
「お前ね、子供の頃から変わって無いなぁ、なんで直ぐ揉め事を起こすんだ? 昔それで母さんに怒られただろう?」
「何よ、子供の頃の事を偉そうに、それより兄さん、ここで何をしてるの?」
「それは、こっちのセリフだ、良いからちょっと来い」
兵営の執務室に妹を連れて戻り、お互いに積もる話を色々とし始めた
「そうかぁ、母さんは提督の護衛で旗艦に同乗してるのか、師父も一緒とはな、お元気そうで何よりだ
で、お前は黒渦団に入って冒険者隊と一緒に来たわけか」
「そういう兄さんは他所の国のグランドカンパニーで士官をしてるのね、お母さんが聞いた嘆くわよ
なんでリムサ・ロミンサに戻って来ないって・・あら何かしら外が騒がしいわ、また喧嘩かしら?」
「この状況で、お前以外に誰が喧嘩なんかするか」
とドアを開けてみると・・・
「おー凄い美人だ、隊長の恋人ですか?」
「隊長、紹介してくださいよ!」
何故か兵達が詰めかけている、涙ぐんでいる女性兵士もいる
(エンベルトに憧れている女性兵士は多かったのだった)
「馬鹿、これは妹だ」
「初めまして、ルクレチア・ジェーニオです、兄がお世話になっています」
「うおー」
兵達の歓声である
「隊長にこんな美人の妹さんがいるなんて」
「その制服は黒渦団ですよね、俺移籍しようかなぁ」
などと言いだす兵まで居る。
「あの、ルクレチアさんお食事はもうお済みですか?俺たちこれからなんですが
隊長も一緒にどうですか?」
「おいおい、お前ら、他所の士官だぞ・・・」
「あら、良いじゃ無い、さっきの騒ぎで(自分で引き起こした)食事を食べ損ねたからご馳走になります
、うちの隊長には双蛇党の部隊と親善の会食をしてたって言うから大丈夫よ」
そう言い張る妹に押し切られ、結局部隊のほぼ全員と妹を含めた夕食になってしまった。
 双蛇党の部隊にも女性の士官や兵士が居るのだが、母譲りのルクレチアの美しさは群を抜いていたので、女性兵達が嫉妬する余地が無かったのは幸いであった。
 食事の後、黒渦団の宿舎まで妹を送り届けるとエンベルトは
「明日からの戦い、無茶をするなよ」
「兄さんこそ」
そう、お互いに言って別れた
「母も、師父も、妹までも戦場か、俺も気合を入れないとな」
エンベルトは両手で自分の顔を叩いてそう呟いた。

 翌日 各国のブランドカンパニー合同で蛮神イフリートとの戦いが始まった
二人のエンベルトもそれに参加、苦戦したものの、久しぶりに共闘をして何とかイフリートを倒し、
一息をついた二人は御互いの勇を認め合う事になる。
「お前、戦場だと感じが変るな、迫力が十倍位増すぞ」
双蛇党の槍術士装備のエンベルト・ジェーニオが不滅隊呪術士装備のグ・エンベルトに先に声をかけた
「そういうお前も、見事な槍捌だった」
「そう言うな、俺は本当は戦斧の方が慣れているんだが、双蛇党には斧術部隊はないからな」
「あ、そう言えば黒渦団の冒険者部隊に見事に戦斧を使うやつが二人いるそうだ、一人は女だそうだ、もう一人は確か『ヒロシ』と呼ばれていたかな?」
「う、女の方は俺の妹だ、お前も昔会った事があるだろう?
だが『ヒロシ』は知らないな、挨拶(手合わせ)して来ようかなぁ」
などと、語り合っている。

 そこに、他の冒険者達からのざわめきが聞こえてきた。
「おい、帝国軍の姿が見えるぞ、あれは指揮官か?」
この時、戦場に現れた帝国の将軍「ネール・ヴァン・ダーナス」によって蛮神イフリートに集まっていた「星の力」は月の衛星「タガラブ」に送られてしまう。

 その後も帝国軍の攻勢は続き、モードゥナには前線基地「カストルム・ノヴム」が建設され、更に帝国軍に呼応する様に今度はイクサル族が「蛮神ガルーダ」を召喚してしまう。

 二人のエンベルトと冒険者部隊は今度も蛮神討滅に成功するが、再び現れた「ネール」により
『星の力』はタガラブに送られてしまった。
 
 そして、接近するタガラブを止める為に、『救世詩盟』の協力者「シド・ガーロンド」の発案による
「カストルム・ノヴム」内のタガラブとの「交信電波塔」を破壊する作戦が発令され
エンベルト達冒険者部隊は、基地に侵入、電波塔の破壊に成功。
更に、後に「紅月下の戦い」として知られる様になる、将軍「ネール・ヴァン・ダーナス」との戦いにも勝利する事になる。
しかし、その時既にタガラブの落下は始まっており、それを止める事は困難になっていたのだった。

 それぞれの都市に帰還した冒険者部隊には、月の衛星ダガラブの落下による異変からエオルゼアを守る為、各地の『十二神の紋章』を探し祈りをささげる特別な任務があると伝えらる。
 二人のエンベルトもそれに参加する事になった。
 「こんな祈りで本当になんとかなる物なのか?」
 「俺に聞くなよ」
 同輩の冒険者達のそんな会話が聞こえてくる中、それぞれ任務をはたして帰還すると
グリダニアにもウルダハにも異変が起こりつつあった。
市内に妖異が突然現れ人々を襲い始めたのだ。
 「なんだ、こいつら?」
 「数が多い、キリが無いぞ」 

  グリダニア市内ではエンベルト・ジェーニオは妖異に襲われている三人のミコッテ族の少女を助けた。
 「おじさん、ありがとう」
 三人にそう言われたエンベルトは『おじさん』かよ、俺はまだ十九歳なんだけどなぁ、と苦笑した。
 「クロエここにいたのか、イリスとミラも、母さん達が心配している、早くこっちに」 
「オル兄さん、このおじさんに助けてもらった」
  オルと呼ばれたミコッテ族の少年はエンベルトに頭を下げると妹達を連れて旧市街の方へ走っていった。
  
 「これより帝国軍と決戦の戦いに赴く、戦える者は誰でも良い、一緒に来てくれ』
 市内では双蛇党将校が触れ回っている。
集まった数百人の市民や兵士、冒険者達の前で、エンベルトは将校から次の命令を受ける。
 「ジェーニオ、お前にはこいつらの指揮を任せる、お前を双蛇党に誘ったのは間違いじゃなかったと証明してくれ」
 エンベルトは全員を並ばせると、決戦の地カルテノーに向かう隊列に加わった。
 
 ウルダハでも妖異の襲来を撃退したグ・エンベルトが、再編された不滅隊冒険者部隊の指揮を任されていた。
「よし、これよりカルテノーに向かう」
グ・エンベルトは集まった冒険者や不滅隊の兵に激を飛ばすと隊列は動き始めた
 
 戦場に到着すると既に戦闘が始まっている。
もはや不滅隊、双蛇党、黒渦団の区別はなく、冒険者部隊は前線に突入する。
エンベルト・ジェーニオは黒渦団の部隊に妹の姿が見当たらないのを見て少し安堵した
先頃の「ネール」との戦いで負傷をして療養中と聞いていたからだ。

 「おい、あんた槍は?」
 歳上の冒険者に聞かれたエンベルト・ジェーニオは
 「俺の武器はこれだ」
 と幻のモンクの武器「スラファイ」を突き出した。そして今がこの時とばかりに祖父と父から受け継いだ『白銀の法衣』を身に着けた。
 「よし、みんな行くぞ、前から来る者は皆んな敵だと思え、前進あるのみだ」
 そう言うとエンベルトは先頭を切って走り出した、全員が後に続く
 
 直ぐ後方のグ・エンベルトは前線で突撃をするエンベルト・ジェーニオの部隊を見ると。
「なんだ、無茶な奴だな、みんな攻撃をあの部隊の前方に集中、援護をする」

 帝国兵の集団を蹴散らしながらエンベルト・ジェーニオ達は前進する。
 目の前で戦っていた『ヒロシ』と呼ばれている冒険者が帝国の魔導兵器の銃弾を受け、戦斧を弾き飛ばされた、エンベルトはその戦斧を拾うと、跳躍して魔導兵器を斬撃一撃で片付けた、母譲りの技である。
そして、ヒロシに戦斧を差し出した。
 「お前、強いな」
 「あんたもな、今度は落とすなよ」
 エンベルトはそう言うと戦闘に戻る。
 「言ってくれるぜ」
 ヒロシも笑顔で答え仲間らしいルガディン族の騎士と共に戦闘に戻る。
二人のエンベルトの部隊は見事な連携攻撃で帝国軍の前衛を撃破し前進する。 

 後方の指揮所のラウバーン
「見事な援護攻撃だ、グ・エンベルトの部隊か、それにあの前衛部隊もやるな、不滅隊、続け、敵の綻びから付き崩す・・・」
 その時、戦場に響めきが広がる
「おい、あれば何だ?」
「怪物か?」
「あれは蛮神バハムート?」
誰かの声がする
「おい、俺たちは帝国と戦う為にここに居るんだ、あんな化物の話など聞いて無いぞ」
「相手が誰、いや何であろうと俺たちは戦うんだ、いくぞ」
二人のエンベルトは先陣を切って走り出した、何人かの冒険者が後を続くが、中には後ろへ向かって走る物も居る、帝国兵も同じだった。
こうなるともう戦場とは言えない。
周囲一面と言うよりエオルゼア全土に向かってバハムートの「メガフレア」が降り注ぎ、もはや収拾が付かなくなっている。
「くそ、なんだこれは・・・」
その時辺り一帯が光に包まれ次の瞬間、二人とも意識を失った。

 エピローグ
 
 第六星暦 1577年

「何だ、俺はどうしたんだ、ここは?ウルダハの門の前?、戦いは・・・」
身につけていた不滅隊士官の制服はいつのまにか私服の普段着になっていた。
いつも持ち歩いていた自作の剣も呪具も無い。
状況が理解できないままグ・エンベルトは朦朧とウルダハに向かって足を進める。
門衛の銅刃団兵士に胡散臭げに見られたが、気にせずに不滅隊本部に向かう。
だがしかし何か様子が違う、顔見知りの将校に声をかけたが怪訝な顔をされただけだった。
「なんだ?どうなっているんだ? 取り敢えず部屋に帰って制服に着替えようと、向かいの建物に
ある自室に戻ろうとしたが、建物の様子が全く変わっていて部屋の場所さえわからない。
いつも顔を出していた格闘士ギルド、呪術士ギルド、剣術士ギルドへ行っても同じだ、誰もエンベルトの事を覚えていない、と言うより存在が無くなったかの様だ。

俺は死んだのかな?違う世界とやらに来たのか?
コロセアムの前で通りにぼんやり座っていると、一人の男が近づいて来た
「兄ちゃん、冒険者か?どうだい剣闘士にならないか?稼げるぞ」
「なぁあんた、今は何年だ?カルテノーの戦いはどうなったんだ?」
グ・エンベルトが聞くと驚愕の答えが帰ってきた。
「なんだよ戦争ボケか?、その戦いはもう五年も前の事だぞ」
「五年前だって? 一体何がどうなっているんだ?」・・・

 エンベルト・ジェーニオはグ・エンべルトより数週間遅れて、グリダニアの郊外で目を覚ました。
「なんだ何処だ・・・、あれはグリダニア?今の妙な夢はいったいなんだったんだ、俺は確かカルテノーで戦っていたはずだが・・・俺の武器は?鎧も着ていない?」
エンベルト・ジェーニオもまた状況が理解できないまま、市街に向かって足を進めた。
「冒険者か? 騒ぎは起こすなよ、まずカーラインカフェのミューヌの所に行け」
突然、鬼哭隊の衛兵に声をかけられエンベルトは混乱した。
「何だ?、俺の事を知らないのか?ここはグリダニアだよな?、一体何がどうなっているんだ?」

 こうして、カルテノーの戦いから五年後のエオルゼアに不思議な帰還をした二人のエンベルトは
この後、再び冒険者として「エオルゼアの英雄」としての道を歩む事になる。


 第七星暦 元年 西ラノシア エールポートの旅宿

「そうか、不思議な話だな、五年の空白か」
師匠シ・ルン・ティアにそう言われたグ・エンベルトは
「結局また不滅隊に入ったんですけど、一兵卒からやり直しで苦労しましたよ」
ラウバーン局長も私の事は全く覚えていないし」
と答えて、苦笑いした。

「で、その後、『暁の盟約』と関わりになって、また蛮神と戦ったり蛮族を助けたりして、色々あってイシュガルドで戦って帰還して・・・て感じです」
 あ、でもアルテマウエポンと戦った後に何故かみんな私の事を思い出してくれたみたいで、おかげで
カヌ・エ・センナ様にはなんでグリダニアに戻って来なかったって怒られましたけど」
「(いや、忘れていたのは俺も同じか、一緒に戦ったあいつの事をすっかり忘れていたしなぁ、アルテマでも一緒に戦ったのに全く何も思いだせなった、あれは何故だったんだろう)」

「そうか、でお前、自分の技が赤魔道士の模倣だって事知っていたのか?」
「いや、師匠の戦い方を見るまでは知りませんでした、剣に魔力を溜めて攻撃できるなんて驚きましたよ」
「俺は、かの英雄が魔法と剣を使って闘うと聞いて、ウルダハに逢いに行く途中だったからな、偶然あの子を助けて良かった、お前がその英雄だったと言うのは驚きだったし、あのグ・ロレンツォ・ヌンさんの忘れ形見だったと言うのにはもっと驚いたがな」
「はい師匠、これからもよろしくお願いします」
「さて、明日に備えて俺たちも寝るか」

二人の傍には『暗殺団』から救出した『アリア』と名乗るヒューラン族の少女が寝息をたてていた。
Kommentare (4)

G'giulia Celah

Titan [Mana]

J・・じゃ無くてEmbelt様

一気読みしました、前の設定小説二人分が一緒になってお話がバージョンアップしてるんですね
面白かったです でも、私の出番が減っている様な?

G'monica Celah

Titan [Mana]

二つの話を繋げるなんてできるんですね、驚きです
でも、悲しい話の所はそのままだったのがちょっと残念

それはそれとして、Twitterの方、ちょっと許せません!

G'bianca Celah

Titan [Mana]

以前に掲げられていたのより面白かったです。

質問です、戦うシーンの描写があまり無いのは何故ですか?

Monicaちゃんのコメント見てTwitter見てきました。 悲しいです。

G'emberto Nunh

Titan [Mana]

みんなのTwitterの誤解も解けて一安心ね

>GiuLia 皆んなの出番が減ったのは理由があるんだけど、
それは僕も一緒で、今のキャラより前のキャラの方が主役みたいでしょ、その内に答えが分かりますw

>Monica どっちも自分で書いたやつだからそんなに難しく無いのよ、矛盾が無い様にするだけですw


>Bianca 戦うシーンも書いて見たんだけどね、なんかSAOラノベの二番煎じみたいになっちゃうんだよね
なので、省略してますw
Kommentar verfassen

Community-Pinnwand

Neueste Aktivitäten

Die Anzahl der anzuzeigenden Einträge kann verringert werden.
※ Aktivitäten, die Ranglisten betreffen, werden auf allen Welten geteilt.
※ Aktivitäten zur Grüdung von PvP-Teams können nicht nach Sprache gefiltert werden.
※ Aktivitäten deiner Freien Gesellschaft können nicht nach Sprache gefiltert werden.

Nach Art des Eintrags sortiert
Datenzentrum / Stammwelt
Sprache
Anzahl