日本DCワールドリグループの詳細が発表された
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3月4日のPLLで事前の予告通り日本DCワールドリグループの詳細が発表された。
新設される新論理データセンターはMereor。メテオだ。
そのMeteorDCに移設されるワールドは
Ramuh(Elemental)
Unicorn(Elemental)
Valefor(Gaia)
Yojimbo(Gaia)
Zeromus(Gaia)
Belias(Mana)
Mandragora(Mana)
Shinryu(Mana)
の8ワールドとなった。
吉田P曰く
「どういった国からプレイされているか」
「どんなタイプ(プレイスタイル?)の人達がいるのか」など多角的にデータを見て、バランスが取れるように、アチーブが偏ったりしないように考えてこうなったとのこと。
CWLSについては、MeteorDCに移る人がいるCWLSはMeteorDCに同じ名前、メンバーのCWLSがコピーされる。
DCが変わった人はメンバーから消えるのではなく、非アクティブな状態となり、データセンタートラベルで元のDCに遊びに来た時にステータスがログインになり会話が出来るようになる。
元DCのメンバーがMeteorDCに遊びに行った時にも自動的にMeteorDC側のCWLSで会話できるようになる。
このデータセンターを跨いだCWLSはリグループの時点で使えるが、新しく他データセンターのメンバーを加えるのはパッチ6.2の機能拡張まで待つことになる。
ワールドリグループから一定期間、日本DC内でのホームワールド変更料金が無料になる。
個人ハウスを所持している場合は、購入時の土地価格の100%を返金。撤去されるアイテムの補償としてギルの付与があるとのこと。
今回の発表を受けてMeteorDCから元のDCに残りたい、という人は新ハウジングエリアのエンピレアム販売開始の件もあって、リグループ実装前にホームワールド変更する場合も多いだろうから、ホームワールド変更料金はリグループ後ではなく、来週くらいからでも実施するべきだと思う。
PLL中、吉田Pがワールドリグループでハウスの件を心配しているユーザーの真意を図りかねているようだった。
以前の日記でワールドリグループによってホームワールドの変更を考えている人にとって、エンピレアム販売開始前に判断して動けることが大事なのでリグループの編成情報の公開は早めにしてほしい、と
フォーラムに要望を挙げて、それは今回のPLLで実現した。
なのでその辺の事情も分かってくれているのかな、と思っていた。
だが、ワールドリグループを実施する頃には、エンピレアムの売れ残りもほぼ無くなっている時期だろう。そのタイミングで
「ホームワールドの変更が無料になります」というのは、結局今回のリグループで元のワールドに戻りたい、そのためにハウスを失うプレイヤーに対する想像力がそこまでではなかったのかな、と感じたところ。
それが実際にMeteorDCに移動になって元DCのコミュニティから離れざるを得ない状況になった人にとっては気に障る部分もあるのかな、と思った。
立場が違えば感じ方も変わるし想像力にも限界がある。言わなきゃ伝わらない事も多いので、
フォーラムでフィードバックすれば可能なことはフォローアップしてくれるだろうとは信じている。
※ホームワールドの変更サービスの無料を6.1リリース前にしてほしいという意見もあったが、要望だけじゃなく、リグループ実施後では遅いという要望の意図まで伝えてないとこういうことになりがち。仕事でもよくある。
ともあれ、データセンターリグループ後の構成は発表されたわけで、リグループ実施までプレイヤーコミュニティ内でもいろいろな動きはあるだろう。
【追記】2022/03/28 19:00に吉田Pから
「データセンタートラベルとワールドリグループについて」が発表され、エンピレアム販売開始のパッチ6.1前のホームワールド変更が無料になっただけでなく、前回PLLでの発表以降にホームワールド変更した人の分も補填するという満点回答があった。
これは単にプレイヤーのゴネ得という問題じゃなく
「運営側がワールド移転する根本の理由を作った上でプレイヤーからワールド移転のお金を取るのか」という筋論の問題で、今回の対応で運営はその筋は通したという点で評価している。
予想の答え合わせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━1月14日に発表された
「FFXIV運営規模拡大に関するお知らせ」で初めて日本データセンターのリグループが発表され、それを受けて書いたのが
「日本DC再編を過去のデータセンターの変遷から考える」
だ。
FF14の運営中過去に行われたワールドの再編(統合、移設、リグループ)の歴史を紹介し、リグループの内容もいろいろ予想したが、投げっぱなしでなくちゃんと回収しておこうと思う。
全ワールドシャッフルはしない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄これは当たっていた。北米/欧州DCのリグループの時にしてなかったので日本でもしないだろうことはほぼ確信していたが、プレイヤーの一部にシャッフル案について言及があったのでフォロー的に予想とその根拠を記載していた。
海外プレイヤーを固める?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄予想ではTomberryやTyphoneなど英語話者が多いワールドを他DCの英語話者の多いワールドとまとめて新DCに移設するようなことはないだろうとしていたが、これも当たっていた。
リグループの発表で
「どの国からプレイしているか」のデータは考慮していて、その他諸々のデータと合わせて
「バランスが取れるように」した結果とのことだ。
いろんな地域の人それぞれのプレイ環境への影響を考えて総合的に判断して・・・という事だと思うので、単に英語話者の分布が均等になっていないという点を挙げて「バランスが取れてない」ということはできないだろう。
後述する
前回のLodestone国勢調査のデータを見る限りは、各データセンターから日本語率の高い(非日本語率の低い)ワールドが今回のMeteorに多い印象を受ける。
日本リージョンではマジョリティではない非日本語話者のコミュニティをできるだけ分断しないように移転ワールドを決めました・・・というのが「バランスが取れるように」に込められた意図だったのかもしれない。
レイド人口を平準化させる?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄これは当たっていたかどうかの判断が難しい。
運営にレイド人口平準化も考慮していたかは明言されない限り確認できない。
シミュレーションしても、Manaのレイド人口Top3を引き抜いてなおManaが強くて平準化できなかったほどManaのレイド人口は圧倒的だったので、どんな結果になっても
"均された"状態にはならない。
前回公開した
Googleのスプレッドシートで、発表されたMeteorの結果を入れてみた。
Manaのレイド人口Top3はそのまま残留だったので結果的にManaが多いが、その他は極端に偏っていたわけじゃないので、レイド人口的には中堅どころを抽出して組み合わせた感じ。
レイド人口的に言えばChocoboだけ突出している感じで他は適度にばらけているので新データセンターのMeteorが北米データセンターのCrystalのようにレイド人口が少なくて固定でも野良でも攻略パーティを組むのが大変ということにはならないだろう。
北米/欧州DCの論理DC新設について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日本データセンターのリグループ実施が2022年7月だが、その翌月に北米データセンターに論理データセンターを1つ新規設置し、その配下に新規4ワールドの追加が予定されている。
翌2023年の春ごろに新設DCに新たに4つワールドが追加して8ワールド構成になる。
今回の北米での論理データセンター追加は、前回のCrystalDCの追加や今回のMeteorDC追加のようにリグループを伴わないもので既存コミュニティへの影響は少ないだろう。
ただ、新設データセンターでのプレイ環境で見た場合、人口が少ないということは様々なコンテンツのマッチングが難しくなる状況が発生する。
今年1月に新設したオセアニアのMateriaDCがまさにその状態だ。
北米の新論理データセンターでのプレイ環境のことを考えれば既存DCから1ワールドづつ移設し、新設する4つのワールドは各データセンターに一つにした方が良いだろう。
ただ、そうなると当然既存のコミュニティへの影響は大きいわけで北米の新DCが軌道にのるまでまた大変なことになることが予想される。
データセンタートラベルがあることで高難易度コンテンツに挑戦するときはAtherやParimalに移動することも可能だが、それが余計に新DCでのレイドコミュニティ形成が遅れてしまうことになるだろう。
新DCの新設ワールドの魅力は、その頃はもう既存ワールドではエンピレアムも含め完売状態であろうハウジングの土地が取得できるチャンスがあることくらいか。
欧州データセンターは今年の7月に既存の2DCに2ワールドづつ、合計4つ新設され、2DC各8ワールド構成になる。そして翌2023年夏に論理DCを1追加し一気に8ワールドが新設される。
なので既存プレイヤーが少ない状態で新規DCが立ち上げを欧州が経験するのは来年になる。
今年夏の北米論理DC新設が上手くいくかは、今回のオセアニアDC新設でのプレイヤーコミュニティの立ち上げの成否にかかってくるだろう。
以上、今回の日本データセンターのワールドリグループ詳細発表を受けていろいろ考えてみた。
プレイ環境が変わるというのは大なり小なり既存のプレイヤーコミュニティにストレスを与えるものだが、基本的にFF14の運営規模やプレイヤーコミュニティが拡大していく中での変化であり本来はとてもポジティブな話だ。かつてあったプレイヤー数減少に伴うワールド統合とは質が違う。
インフラを増強しワールドが増えても、実際にプレイヤーが増えるか、新設したデータセンターのコミュニティが上手く立ち上がるかは未知数だが、あれもそれも全部
挑戦なのだ。
未来に期待しながら、今を楽しもう。