Charakter

軍団幕僚『内部の敵は殲滅、探索に入ります』

ラ・フォンテーヌ『冒険者やレジスタンスは遺跡内部の敵を倒しただけで、遺跡そのものにはほとんど手を付けていない様だな。理解に苦しむ』

軍団兵『軍団長、通路です。 魔導測位によると、ザトゥノル高原方面にも延びています』

ラ・フォンテーヌ『やはりな……この地下遺跡はザトゥノル高原にまで到達していたか。大したものだ。シタデル・ボズヤ蒸発事件で消し飛んだのは、飾りに過ぎなかった様だな』

軍団幕僚『これからいかがしますか?』

ラ・フォンテーヌ『ダル・リアータに潜入、魔導機関をパージし、持ち帰る』

軍団幕僚『……改めて伺いますが、本気ですか?』

ラ・フォンテーヌ『ダル・リアータ内に格納されているアラグの兵器を発掘し格納、戦力化するつもりで調整中、ダル・リアータを使わない、動かせない理由は解った』

軍団幕僚『して、魔導機関を持ち去る理由は!?』

ラ・フォンテーヌ『奴等が夢を見ながらボズヤに骨を埋めるならば、手助けをしてやろう。
復讐と血に餓えたレジスタンス・冒険者・獣王ライアン共は、我々の目的を達成する為に共食いをして貰う。
故郷に帰る気のある者を救う為に、戦艦級の魔導機関が1基必要なのだ』

……ザトゥノル高原、ダル・リアータ



第IV軍団兵『メネニウス様、下部搭乗口・上部搭乗口よりレジスタンス共が艦内に侵入しましたっ!!』

メネニウス『サルトヴォワールとジルブリスベルに迎撃に当たらせろ』

ライアン『おい、メネニウス。俺を行かせろよ。カストルム・ラクスリトレの礼をしなければならねぇ』



メネニウス『駄目だ。 共に“悪魔の卵”の格納庫に向かう。連中の狙いはアレだ。一刻も早く処分せねば』

ライアン『そうかい。 ならば待ち構えてやるか。 腕が鳴るぜ』

第IV軍団兵『第XV軍団が来援、共に敵の迎撃に当たるとの事です。 本艦後部ハッチより、飛空艇着艦許可を求めています』

ライアン『バルナインでノア坊と話していた、生け簀かねぇ女か』

メネニウス『……着艦を許可する。すぐにレジスタンスの迎撃に当たらせろ』

第IV軍団兵『はっ!!』

……ダル・リアータ後部ハッチ

軍団兵『アクゥイラ・ニーガレ(黒鷲)、着艦しました』

ラ・フォンテーヌ『第二魔導機関部に展開する。 A班は機関のパージを行え。 B班は機関周囲を警戒、C班並び艦内要員はアクゥイラ・ニーガレで機関牽引準備。 急げ!!』

軍団幕僚『はっ!!』

……30分後

軍団兵『A班より報告、第二魔導機関パージ完了』

軍団幕僚『了解、アクゥイラ・ニーガレにケーブル接続、牽引準備完了』

ラ・フォンテーヌ『量産を見込んでか、三番艦以降は各部がブロック化されたのはありがたいな』

第IV軍団将校『魔導機関をパージされるとは、一体どういう事ですか!? 貴女方は増援ではないのですか!?』

ゴゴッゴゴゴ
ドガラガララ



第IV軍団将校『うわっ!! 何事だ!?』

第IV軍団兵『中央格納庫に膨大なエーテル反応が!! 例の兵器が暴走したかと思われます!!』

ラ・フォンテーヌ『貴様も将校だろう。 兵の命が大事なら、指揮下に入れ。 本艦はレジスタンスの侵入を許し、間もなく制圧される。“悪魔の卵”は割れ、暴走し本艦は航行不能となる。 脱出の機会は今しか無いぞ』

第IV軍団将校『……始めから機関の奪取が目的か!?』

ラ・フォンテーヌ『違う。 機関の接収は手段だ。 目的は貴様達同胞の命を救う事、生きて故郷に帰す事だ。 “王国楽土”の幻に踊らされて、反逆者の汚名を負って故郷に帰れると思うてか? 軍旗に手向かうな』

第IV軍団将校『グッ……兵たちよ、第XV軍団の指揮下に入る!! 本艦は間もなく制圧される!! 脱出し再起を図る!!』



ラ・フォンテーヌ『それでこそ、“ガレマール帝国軍人”だ。 魔道駆逐艇にケーブルを接続次第、脱出する!!』



※紀行録「サブクエスト→サブストーリークエスト→セイブ･ザ･クイーン→マーチ･オブ･ザ･ブラッディ･クイーン→カットシーン7」のムービーと併せてご覧ください。