Charakter

４回目のエンディングを迎え、蒼天のイシュガルドが終わりました

終わってからしばらく考えていたのですが、お話がめちゃくちゃ面白かったり、明らかにおかしい突っ込みどころがないと、ただ普通に物語を楽しんで、消費して終わりだと思いました

専門用語で「琴線に触れる」って言うみたいですが、それが多いと、おそらく長文感想をたくさん書いたりするのだと思います

後半では復活したニーズヘッグ、ガルーダの蛮族、闇の戦士、鉄仮面など、いろんな戦いがありました

私が一番印象深かったのは、真タイタンのお話です



いつもの獣人vs人間種族の軍事的な軋轢から、蛮神召喚です

基本はホッブス先生の言う安全保障のジレンマです

たとえこちらに攻撃する意思がないと相手が知っていても、こちらが先制攻撃をしてくる可能性を相手が恐れる限り、生き残るための強さを獲得しようとします

相手が反撃を恐れる強さを手に入れてから、はじめて対話が可能になるのです

その力学に巻き込まれた獣人の子供が、お話の中心でした





獣人の子供が生贄にされた両親を救ってほしくて、でも間に合わなくて、抜け殻になった両親を見つけ、言葉をなくしました

ここが一番悲しくて、面白かったです

子供と動物は感情に働きかける効果が高いと思いました

まんまと乗せられ、印象深いエピソードになりました

いっそのこと、後を追わせてあげたほうが、悲しみを味合わなくて済むのではないかと、短絡的に思ったりしました

でもいつか悲しみが心の中に沈んで、元気に生きる方が全然いいですよね