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Rilke Rainer

der Marionettenspieler

Alexander [Gaia]

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自機であるリルケの生い立ちについて

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リルケ・ライナーという名前のキャラクターを作成し、彼を主人公として遊び始めてから半年と少しが過ぎました。
先日ツイッターにこのリルケの生い立ちの物語を書いたのですが、埋もれないうちに、こちらにもまとめておこうと思います。

※微妙に蒼天のネタバレを含みます。まだ蒼天編終わってない人は回れ右推奨※




 リルケは冒険者となる前の、自分の生い立ちについてあまり語りたがらないが、それには複雑な理由があった。
 元々リルケと両親の一家は、黒衣森内で暮らし、狩りや採集を行なって生活をしていた。
 集落に物を売りに行く以外はあまり人との関わりが無い生活だったが、好奇心旺盛なリルケ少年にとって、毎日違う表情を見せる森は毎日が楽しく、居心地の良いものであった。
 仕事の役割は分担されていて、父親が狩りを、母親とリルケ少年はその間採集を行なうという日々であった。
 狩りに出ない日は、父親に弓の扱いを教わり、母親の保存食を作る手伝いをして過ごした。
 天気が悪くて森の小屋に籠る日は、父親が蒐集した本を読みあさり、知らない世界に想いを馳せるのもリルケ少年の楽しみであった。
 一言で言えば「幸福」。そんな日々だったとリルケは振り返る。

 しかしある日のこと。夏の暑くなってきた時期に、大型の獲物を求めて北部森林からクルザス高地方面まで足を伸ばし、狩りと採集に出掛けていた。
 リルケ少年は黒衣森には無い珍しい植物などを探し、気づけば一緒にいた母親とはぐれてしまっていた。
 不安に思いながらもしばらく彷徨っていると、少し開けた場所に出た。そこには巨大な生き物ーー本の中で見た、ドラゴン族が佇んでいた。よく見ると身体には痛々しい傷が。襲われたのをここまで逃げてきたのだろうか。
「ドラゴンさん、大丈夫…?」
 リルケ少年は恐る恐るドラゴン族に近づく。その間もドラゴン族は、まっすぐに、リルケ少年の心の中を見るかのように見つめてくるのだった。
 もう少しで触れられそうと思ったその時ーー
「危ないッ!」
 両親がリルケ少年を見つけ、父親は咄嗟にドラゴン族に向かって弓を放つ。
 急所は免れたものの、不意に矢を射たれたドラゴン族は、咆哮を父親に浴びせ、よろめきながら空へと去って行った。
「大丈夫!?」
 リルケ少年に駆け寄る母親。しかし父親はーー
「うああッ…グアアーーッ!!」
 竜の咆哮を浴びた父親はみるみる姿を変え、いわゆるシリクタ系のドラゴンに姿を変えた。
 父親はイシュガルドの出身とは聞いていたが、何かのきっかけで竜の血を飲み、国に居られなくなって森で生活するようになったのではと今では思える。
 父親だった者はリルケ少年にむかって歩みを進め、太い爪を持つ大きな腕を振り上げる。リルケ少年には、その光景が全てスローになったように見えた。
 父親に殺されるんだな、と思った瞬間、何者かに突き飛ばされた。咄嗟のことで何が起きたか分からなかったが、目の前に横たわるものを見て愕然とした。
 無残に腹部を引き裂かれた母親の姿。母親が自分を庇って、ドラゴンの眷族と化した元父親の一撃を受け止めたらしい。
 パニックになったリルケ少年は、腰が抜け、立てずに座ったまま後ずさりをする。
 すると、ある物が手に触れた。さっきまで父親が持っていた弓などの狩猟道具だった。
 元父親は食料になると思っているのか、まだ母親の遺体に気を取られている。
 今まで練習しかさせてもらえなかった弓を、リルケ少年は初めて「獲物」に向けて放った。

 放たれた矢は元父親の目に刺さった。それを抜こうと気を取られている間に、リルケ少年は背後からサバイバルナイフで元父親の心臓あたりに思いっきり刺した。
 死の間際でもがく元父親に顔を引っかかれても、返り血が髪にかかっても気にしなかった。リルケ少年は、この恐ろしい何かをどうにかしなければいけないという一心で、体重をかけて、深く深く、ナイフを刺し込んだ。
 しばらくすると、元父親はもう動かなくなった。これが、リルケ少年が自力で仕留めた最初の獲物となったのであった。

 周りを見ると、動かなくなった人間と、化け物の死体。二度と帰ってこない両親への悲しみを考える余裕は今は無かった。
 頭にあったのは、ただ、生きのびねばならないということだけだった。
 リルケ少年は弓と、それから形見として母親の遺体からイヤリングを取った。それからふらふらと高地を彷徨い、とうにか家の小屋へと帰ったのであった。

元々ブラウンとブロンドの中間の、柔らかな髪をしていたリルケ少年だったが、まるで呪いのように、切れども切れども、髪には返り血の赤いメッシュが入るようになってしまったという。
 顔の傷も、さほと深くは無かったものの、これも大人になってからも消えることは無かった。

 その後数年は自力で狩りと採集をして生活していたリルケだったが、集落に物を卸しに行った際、グリダニアの冒険者ギルドの話を聞き、冒険者として旅に出ることにしたのだった。


 ドラヴァニアでは様々な聖竜の眷族たちと仲良くなったが、リルケはそのような竜たちを恨むことは無かった。
 むしろ、国のためにドラゴン族全体をスケープゴート的に扱ってきた今までの教皇に怒りを覚えたし、異端者が捕縛した騎士に無理矢理竜の血を飲ませ、国に帰れないようにした光景を見て、少し、父親のことが分かったような気がした。
 それが知ることが出来ただけでも、この旅は意味のあるものだったと思えた。


 あの時のことは今思い出してもどうしようも無かっただろう。自分がしていることも贖罪かもしれない。
 それでもリルケは、弱き者に手を差し伸べるために、前に進むのを止まないために、今日も武器を握るのだった。
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