Charakter

Charakter

Qlainne Oswell

Pandaemonium [Mana]

Du hast keine Verbindung zu diesem Charakter.

Erlaubnisanfragen

Um diesem Charakter zu folgen, ist eine Erlaubnis erforderlich. Möchtest du eine Erlaubnisanfrage stellen?

  • 2

いつか君と出会おう そんな日を思って日々を行こう(「四畳半神話大系」読書感想文)

Öffentlich
「この作品に出会えて良かった。」

読了後の率直な感想です。

私は昔から「ソロ」を好むところがあり、集団の一員になるのが苦手な人間であります。
しかしながら本当に「ソロ」を求めているのか。
心の底から「ソロ」になりたいのか。

人間関係の様々な要因から、人から遠ざかっていく事もあるかもしれません。
楽しそうなFCに入り充実している人を見て羨ましく思う事もあるかもしれません。
私自身も「孤独の大海の波打ち際で、つま先だけをぴちょんと濡らしてみせ、『まったく俺って孤独だぜ』と嘯(うそぶ)いている」面も無きにしも非ずです。

何故私はMMOを選んだのだろう。
幾多の名作オフゲ―があるにも関わらず、何故私は敢えてネットゲームを選んだのだろう。
「俺って孤独だぜ」と嘯いている人間が何故ネットゲームを選んだのだろう。

「好機がやってきたら逃がさない事ですよ」
「漫然と同じことをしていては駄目なのですよ」
「もしその好機を逃がしたとしましてもね、きっといずれは好機をとらえることができましょう」
「焦ることはないのですよ」

小津は何故「私」に纏わりついたのだろう。
明石さんは何故「私」に惹かれたのだろう。

「私」が本当に求めていたものは何だったのだろう。

私に好機は訪れているのだろうか。
私は好機に気付くことが出来るのだろうか。
ひょっとしてもう気付いているのだろうか。


最高のフレンドは実はもう直ぐ隣にいるのかもしれません。
それに気づいていないだけなのかもしれません。
でも私たちはいずれ気づくでしょう。
焦る事はないのです。


「最高のフレンドはもう貴方の隣にいるはずなのです。」



これから新生活を迎える学生の方々に是非お勧めしたい小説です。(アニメ版でも全く問題ないです。)
そして学生生活を終えてしまった人達にはこの小説を読んでかつての学生生活を懐かしんでもらえたらと思います。
その学生生活でおそらく感じるであろう又は感じたであろう「実益のあることなど何一つしていない学生生活」がいかに重要で大切なのか又は大切であったのかをこの作品に接して感じて貰えたらと思わずにはいられません。

そして私自身、高校時代にこの小説に出会えていたら、京都大学を目指したい気持ちになっていた事はやぶさかではありません。



BGM:ASIAN KUNG-FU GENERATION「迷い犬と雨のビート」


Kommentare (2)

Bone Moonlight

Ixion [Mana]

>クラインさん
「四畳半神話大系」、原作は未読なのですがアニメ版にはリアタイで大いにハマりまして、BDなど買ったりもしましたね。
そこから時間を空けて、同じく森見さん原作で劇場アニメ化された「ペンギン・ハイウェイ」を見て、森見さんが同郷者であり、自分が長らく言語化しようとしてできなかったナラ(奈良)ティブな部分を語ってくれていたのに気付いたのですよね。
そこから逆算して森見さん自身に興味を抱いて、作者のファンになりました。

「文藝別冊 総特集 森見登美彦 作家は机上で冒険する!」
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309979625/
デビュー15周年を機に刊行された森見さんファンブックなどを購入してみたり。

京大コンプレックスはシンエヴァ見たところでもあるので、分かりみが深いですね。
関西の進学校にいたので親しい友人も京大受かってたりと、そのコンプレは不可より深く…笑。
社会人になってから京大出身の人々と運命的に出会って人生を変えることになるので、京大との縁も因果なものです。

Qlainne Oswell

Pandaemonium [Mana]

ボーンさん
コメントありがとうございます!

京都で一人暮らしが出来る事になった時、当時の私のバイブルであった「めぞん一刻」の五代君の様な生活をしてみたいと、敢えて四畳半の下宿を選んだのは懐かしい思い出ですが、一刻館は四畳半ではなかった事に今更気ながら付いてしまいました。
私の四畳半生活もやはり毎夜友人宅に転がり込んで夜な夜なゲームをしたり、格闘技を見たり、お酒を飲んだりと全く持って実益の無い生活を送っていた訳ですが、四畳半神話大系を読んで、「私」の日常が私の下宿時代と大差無い事に驚き私の学生生活も案外有意義だったのかな〜と思わずにはいられませんでした。
そして奇しくも作者の森見登美彦氏の京大時代に私も京都に住んでいたので、鴨川デルタや河原町で森見氏とすれ違っていたかもと思うと感慨深いものがあり、案外小津が賀茂大橋から落ちた時私もその場に居た可能性さえあったかもと思うと勝手に運命的なものを感じています。
そしてこの作品を読んで「夜は短し〜」「ペンギン〜」「四畳半タイムマシン〜」を大人買いした私を京都時代の私が見たら、こんな怠惰な生活をしていたのに良くぞ…ときっとビックリする事でしょう!
Kommentar verfassen

Community-Pinnwand

Neueste Aktivitäten

Die Anzahl der anzuzeigenden Einträge kann verringert werden.
※ Aktivitäten, die Ranglisten betreffen, werden auf allen Welten geteilt.
※ Aktivitäten zur Grüdung von PvP-Teams können nicht nach Sprache gefiltert werden.
※ Aktivitäten deiner Freien Gesellschaft können nicht nach Sprache gefiltert werden.

Nach Art des Eintrags sortiert
Datenzentrum / Stammwelt
Sprache
Anzahl