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Lili Umu

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Ridill [Gaia]

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lv44白がまちがえてカルンに行った話2(この日記は読むのに時間がかかる長文です2)

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~前回のつづき~

次のボス(岩の塊のやつ)のところへ来た。
これまで何度か忍者で拳での語らいをしていたのに、何をどう仕掛けてくるボスだったか全く覚えていなかった。
戦闘開始したらタンクへリジェネを入れること、全体回復にメディカを使うこと。気をつけようと思っているのに、いざはじまると頭から抜けてしまっていた。全員のHPバーの減りを見てやばいどうしようと焦り、無い策を考え巡らせてからようやくメディカ!と気づく有様だった。全く安定しないヒーラーだった。
恐らくこのあたりから、「このヒーラーもしかして…?」とみんな感づきはじめたかもしれない。なんとなくそんな空気が流れている気がした。

最初に倒れたのは私だったと思う。前回同様、このボス戦のことも曖昧にしか覚えていない。
ランダムターゲットに自分が選ばれ吹き飛ばされたあと、さらに続く全体攻撃に回復が間に合わなかった。うっすらした記憶だけれど、このとき全滅したと思う。
倒れたあとすぐ、開口一番に、すみません!を打った。本当に本当にごめんなさい。すみません。タンクが、大丈夫ですよ!と返してくれた。
このパーティーのヒーラーが私でごめんなさいという意味だった。私ではない他のヒーラーならきっとこのボスも、その前のボスも、きれいにうまくいっていたと思った。

岩の塊ボスに再度挑んだ。私はほとんど回復しかできていなかったと思う。ストンラを出した記憶が、一回か二回くらいしかない。もしかしたらゼロ回かもしれない。
再戦でもやはり回復をうまくすることができず、DPS黒と私が倒れた。タンクとモンクが踏ん張ってくれて、岩の塊ボスの撃破は叶った。最後は床に横たわって二人の姿をただ見ていることしかできなかったのに、どっと疲れた。

恒例のようにごめんなさい、すみません、と伝えた。タンクは今度も、大丈夫ですよ!と返してくれた。あまりの自分の不甲斐なさに、私の心は結構なヒビの入り方をしていた。
「これは、スタート地点に戻ってからここに帰ってくればいいですか?」とチャットを打った。かなり気持ちが弱ってしまっていた。心の片隅で、本当は誰か「このヒーラーさん無理そうだから解散しませんか?」と言いたいのではないかと思って尋ねた。もし誰かがこれを言ったとして、私は受け入れる準備ができていた。

そうですね、とタンクが言った。続けて「ゆっくりでいいですよ」と伝えてくれた。
自分のずるさに気づいた。恥ずかしく、悲しかった。誰かに引導を渡してもらおうと、なすりつけようとしていた。「すぐ帰ってきます!」と私は返した。

DPS黒と一緒にスタート地点に戻り、簡易移動装置でショートカットして合流した。私たちの姿を確認して、タンクはまた次の道を進んだ。みんなで後に続いた。

あと一戦がんばろう、と思った。
タンクにリジェネを欠かさないようにできてきた。メディカの使いどころもわかってきた(たぶん)。ルーシッドドリームなんて、覚えたてのときMPこんなにあるのに一体どこで使うんだろうなんて考えていたのに、今やなしでは進めない大切なものだと身をもって知った。
道中の敵も、はじまってすぐの時に比べたら、体感レベルの話だけどほんの少し楽に倒せてきてる(気がしていた)。

天秤の前で、タンクがイベントアクションを実行する。道中ずっと背中を追いかけていたのに、どこでアイテム取ってくれていたのか、全く気がつかなかった。どれだけ周りを見る余裕がなかったか、三人に感謝しながらアクションを見守った。最後のボス戦がはじまる。

ラスボスに関しては、少し記憶を呼び起こすことができた。
「途中でキャンプ道具のペグのようなものが現われて、それを優先して破壊しないといけない」思い出せたのはこのペグだけだった。石像のことは思い出せていなかった。
みんなで紫の線を踏み越える。

ラスボス単体なら、たぶんだけど、どうにかクリアすることが出来ていたと思う。ペグと石像がこんなに大変だとは思わなかった。
ラスボスのHPは半分も削れていなかったと思う。タンクのHPにしか目が行かず、全体回復・自分の回復を忘れてしまっていた。私が一番に倒れた。その後続けてタンク、DPSが倒れた。全滅した。

何度目かのすみません、ごめんなさい、を言う。それ以外にもう言える言葉が見つからない。タンクは、頑張りましょう!と返してくれた。再び全員で挑む。力なく紫の線を越える。

二度目は、石像の処理をおそらくDPSどちらかがやってくれたのだと思う。私は石像と向かい合わなかった。
私は開幕すぐにボスにストンラを一回打ったきりで、あとはパーティーの回復のみに集中していた。ペグ破壊もDPSが率先してくれた。スタートからずっとDPSは頼もしい。
画面にあるパーティー全員のHPだけを見ていた。タンクにリジェネを切らさないようにして、全体回復を入れつつ、個別に回復も入れつつ。ラスボスの体力も残り1/3くらいまで来た。

でもそこで、やはり私が一番に倒れた。何の攻撃を受けたのかもわからなかった。ペグが出す青白い光線は避けられていたと思ったけれど、もしかすると範囲内にいたのかもしれない。
私が倒れて、DPSが倒れた。最後にタンクが倒れた。全滅した。

本当に、本当にすみません。
他の何かを言いたかったけれど出来なかった。すみません、ごめんなさい。申し訳ないのと悲しいのと、ここまで回復に意識全振りしたのにラスボスを倒すことが出来なくて、その原因が自分というのがはっきり自覚していて、情けなかった。

「だいじょうぶ!がんばりましょう!」
タンクが言った。はい、と応えたものの、さっきでダメだったのに果して次で倒せるのだろうかと暗い思考に陥ってしまっていた。

三度目のラスボス戦で、今度は自分の大きなミスに気づいた。ペグが作る黒くて四角い囲いの中に入り込んでしまっていた。出ようとしても出られない。そうこうするうちに、青白い光線が飛んできた。まともに受けて倒れた。
開幕してすぐのことだった。ラスボスのHPを削るもなにも、ヒーラーが落ちたパーティーはあっという間に全滅した。

ひとり先にスタート地点に戻って、途方に暮れて立ち尽くした。自分の不注意だけでなく、あまりの力不足に絶望していた。生殺与奪の権を付与される意味と、そのあまりの重さに腕がもげそうになっていた。終わりが全く見えない。

ほどなくして、タンクとDPSもスタート地点へ戻ってきた。三人の姿を見て、口走りそうになった。「もう、解散しませんか」

タゲをしっかり取って防御バフも忘れないタンク、DPS心がけてくれる黒とモンク。私が足を引っ張っているのは火を見るより明らかだった。
今まで、自分のようなヒーラーに会ったことはなかった。どのひとも必要な回復を的確なタイミングで行ってくれた。ヒーラーが原因で全滅を繰り返すなんて事態に陥ったことはなかった。

誰も何も言わなかった。カルンに来て、おそらく1時間は経っていたのではないだろうか。この、出口の見えないダンジョンに、みんな疲れていたと思う。ラスボスを倒せる未来が見えない。

私は、すみません、ごめんなさいとまた言った。それしか言えなかった。他に言えることはもう、本当にごめんなさい、解散しましょうしか思いつけなかった。自分という人間に絶望していた。

「もう一回、がんばりましょう」
タンクが言った。

目を疑った。チャット欄を確認した。もう一回、がんばりましょう。タンクのその一言が表示されている。
嘘だろう。本気で言っているのか?こんなに何度も、私のミスで全滅を繰り返しているのに。
タンクもDPSも、一度も私のことを責めなかった。このパーティーのチャット欄には、がんばりましょうしか流れなかった。

タンクが簡易移動装置に向かって走り出した。「はい!」と返事をして、私と、黒とモンクも後に続いた。簡易移動装置はダンジョンの半ばほどの位置までしか転送できないので、ラスボスまでの残りの道を四人で連なって走り抜けた。

次もまた、もしかしたらダメかもしれないのに。みんな、次で本当にクリアできると思ってるのかな。クリアできたら嬉しいけど、でも、わかんなくて不安じゃないかな。

そんなことを考えつつも、さっきまでの暗鬱とした胸の内は晴れていた。光の戦士だな、と思った。この人たち、本当に光の戦士なんだなと思った。

ラスボス、四度目の再戦。
二度目と同じかんじで、ストンラは一回か二回ほどしか出せなかった。回復に意識を全振りした。自分の立ち位置にも気をつけた。黒い四角い囲いに入らない、ペグの青白い光線の範囲からしっかり出ていること。MPが足りなくなってくるので、3000あたりでルーシッドドリームを入れた。DPSにもそれぞれリジェネをかけておく。

きっとこの自分の選択は、立ち回りとしては正解じゃないとは思った。でも、目下最優先超重要課題は、このカルンをクリアすることだった。スマートな立ち回りだとかは二の次で、今を生き残る選択をしようと思った。生きていればなんとかなるから。

タンクのHPの減りがもう少し減ったらケアルを入れよう、と思ったときだった。あれ、これ。
石像の処理もできていた。ペグの処理もできていた。これは、もしかして。チャット音が鳴った。

「これいける」

タンクだった。わかる、と思った。DPSもわかっていたと思う。
胸が躍っているのに、指先は緊張した。回復を忘れないようにHPバーを注視する。ここで誰かが死んだらだめと思った。全員生存じゃないと意味がない。

タンクがリミットブレイクを使った。強い光が振り下ろされるのを離れた位置から見た。タンクのリミットブレイクかっこいいなあ、なんてのんきなことを思った。カルンに来てそんな余裕のあることを思ったのは初めてだった。
次の瞬間、画面が黒くなる。短いロードのあと、勝利のファンファーレが聞こえた。

終わった。
ようやく終わった。終わった。

すぐさま、エモート欄から土下座を選んだ。何度もクリックした。本当に本当にすみませんでした!!!とチャットでも伝えた。
「よかったー」「楽しかったです」と返してくれた。終わってからの方が手が震えた。本当に、ずっと申し訳なかった。私以上にみんな出口がみえなかったと思う。涙が出た。

「本当は、白なりたてだからサスタシャとかハウタケに行くつもりだったのに、間違えてカルンに来てしまったんです」と伝えようかと思ったけど、やめた。笑い話で済むことかもしれないけど、なんか、ここで言うのは違う気がした。

みんながダンジョンから出るのを見送って、一番最後に自分が出た。チャット欄に、MIPに選ばれました!が一行だけ表示された。まじか。思わず笑った。

********** ********** ********** **********

この話は昨日5/21の朝方のことだった。1時間超えての戦いだった。
もしこれをあのときのパーティーの誰かが読んでいるか、読んでないかもしれないけれど。

あのときは本当に本当にありがとうございました。
大げさな言い方に聞こえるかもしれませんが、本当に、みんな光の戦士に見えていました。本当にありがとうございました。
もしまたどこかでヒーラーで会うことがあったら(いや、もしかしたら会いたくないかもしれないけど)、それまでの間に練習積んでおくので、一緒にダンジョンに行けたら嬉しいです。
本当にお世話になりました!ありがとうございました!

おしまい!
ここまで読んでくれたひとも、ありがとうございました。
Kommentare (7)

Egoist Cait-sith

Durandal [Gaia]

ヒラ難しいですよね。
俺も白カンストはしたけど、まだまだ全然慣れてないっていうか...。
少し前までD専(黒専)だったんです。

雑魚が漏れて自分の方に来てしまう事が頻発するIDが有ったんです。
余りに多かったので、途中タンクさんに「敵視漏れてます。」って言ったら「タンクやったこと無いから分かんないんでしょ。スタンス入れてるし!」って言われたことがありました。
後々悔しくて調べてみたら明らかなヘイト管理のミスでした。

それから、暫くその事が頭から離れず、悔しくて仕方なかったので「分かんないんだろ、なんて言わせないように全ロール1ジョブでいいからカンストしてやろう!!」と、白をカンストし、今、暗黒(タンク)もカンスト目指してあげてます。

話がだいぶ逸れましたが、HP管理をしながらギミックを交わし、なおかつ、慣れたら攻撃まで。
なかなか出来ませんよね。
数秒に一度HPに目をやらなければならないし、見てる間にAOEを見逃さないように。
本当に難しい。
自分の感覚ですが、どのロールも50以下の方が難しいです。
頑張って練習しましょ!

鯖は違いますが応援してます!
頑張って下さい!(文字数

Karen O'

Kujata [Elemental]

通りすがりに失礼します。

りりさん含め、4人の光の戦士の頑張りにただただ拍手です。
お疲れ様でした!

How Dy

Tiamat [Gaia]

ルーシッドはMPの回復を促進する効果なので、MPが減ってからではなく、早めに使っちゃいましょう

Yunah Ich

Aegis [Elemental]

初カルンは幻術士でした。リジェネも使えず死にまくり、もう二度と行きたくないと思ったものです。
全体回復間に合わない時は、迅速魔とメディカを使うといいですよ!
素敵なパーティに出会えて良かったですね!

Nero Siberian

Unicorn [Meteor]

通りすがりの者です。

初期の頃から引退と再開を繰り返して、ひっそりとソロ専でDPSばかりプレイしています。私はこのキャラを作った時から今に至るまで、ヒーラーにずっと憧れつつも怖くて手が出せていません…。

FCには一切属さず、誰の日記にもコメントした事も無かったのですが、偶然この日記を読ませて頂いて胸がぎゅっと締め付けられコメントせずにはいられなくなりました。

あなたの様な方がこんなに思いをしながらも頑張ってくれているから、私は安心してDPSでプレイできています。本当に大変な経験をされたと思いますが、これからもヒーラーを嫌いにならずに続けてもらえたら嬉しいです。エオルゼアのどこかで応援しています。

とりとめの無い文章&長文失礼しました。

Yuui Knight

Ridill [Gaia]

こんど拉致って間違えてオーラムいくね!

Eri Hibiki

Alexander [Gaia]

通りすがりで失礼しますね!
予習サイトの通りにやれるように頑張るおべんきょうスタイルのプレイは飽きが来ちゃうので、結果的に楽しいなーって思う派です(´>ω∂`)☆

うちのCWLSにも幻術、白おべんきょう中の人いますけど、私も不慣れなタンクで一緒に間違えながら楽しめてますよ\\\(۶•̀ᴗ•́)۶////

楽しみながらどんな修羅場もやりこなせるプレイができる人って、かっこいいなっておもいます。
わたしはその境地には行けなさそうですが( ̄▽ ̄;)

でも楽しく遊べれば結果オーライかな。って。

背負い込み過ぎず、楽しんでくださいね!

素敵なエオルゼアライフを応援してます(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
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