いつか親分が言っていた
「SS講座をやってくれ」と....。
講座と呼べる程の技術は持っていませんが、少なくとも映えそうな画面作りは知っている!!
ポイント1画面内に動きを出そう! A君「動き...?あぁ!分かったぞモーションね。激しい動きのモーションを
とらせればいいでしょう?」
コフィン「
いいえ、違います!」
「ここで言う動きとは、見てる人の視線の動きの事を言います!」
「こちらを見て下さい!」
A君「風景を取り入れた写真!これは映えてる!」
コフィン「
残念、これは映えてません!」
A君「えぇっ!?なんで!?」
コフィン「人物がど真ん中に居るのに、後ろのお城も真ん中、橋の突起も真ん中にきていますよね?」
A君「うん。」
コフィン「そしてそれ以外の周りの景色が色々映っていて、ごちゃついていますね」
A君「いっぱい映ってちゃダメなの?」
コフィン「
どこを見たらいいのかパッと見分からないのがいけないんです」
コフィン「人は無意識にまず
人物に目を向けます」
「それから
服装、
景色と見ていくんです!」
A君「うんうん」
コフィン「この特性を利用しましょう!」
コフィン「こちらを見て下さい!」
A君「...え?あぁ!そこに居たんだ!」
コフィン「よく見つけました!ところで今
さっきより少し長く画像を見ませんでしたか?」
A君「うん。そりゃあちょっと左に居たから、探す時間が...」
コフィン「それが
動きです!」
A君「え?」
コフィン「こっちも見て見ましょう!」
A君「斜めになってるじゃん。失敗したの?」
コフィン「いいえ?ところで、さっきの画像よりも
ちょっと景色を見る余裕が出来ませんでしたか?」
A君「余裕...?うーん。よくわかんないかな...?」
コフィン「ではこうなら?」
A君「うわぁッ!?ビックリした!」
コフィン「とても見やすくなったでしょう?」
A君「そりゃあそうだよ!キャラがこんなに大きくなったんだから!」
コフィン「キャラが大きい事で
キャラを探すという煩わしさを取り除いたのです!」
「キャラを見た後、自然と視点を
左から右へ見られたでしょう?」
A君「一枚目よりかは大分...」
コフィン「これが
画面に動きをつけるということなのです!」
コフィン「これを踏まえたうえでこの画像を見てみましょう!」
コフィン「この画像は映えていますか?」
A君「..........映えて...ない?」
コフィン「正解!」
「キャラはすぐに分かるけど、その後
エーテライトに目が行って、その後左の灯台に目がいきませんでしたか?」
A君「それはダメなの...?さっきの橋の画像よりも、たくさん視点が動いて良いと思うけど...。」
コフィン「まぁまぁ、ではこっちはどうでしょう?」
A君「さっきより視線が動かないよ!そりゃあ、ちょっと見やすくなったかもしれないけど...」
コフィン「視線が
左から右に動いただけ、ですよね?」
A君「動きが少なくなっちゃってるよ!」
コフィン「ここで最初の一言を思い出して下さい!」
A君「最初?」
コフィン「
どこを見たらいいのかパッと見分からないのがダメであると」
A君「でも視線を誘導すれば大丈夫って...」
コフィン「そうですね!視線誘導はとても大事!」
「しかしここで人間の厄介な特性が!」
「それは
一回見た所はあんまり見たくない!というものです!」
コフィン「この画像だと、真ん中・右・左...と視線を振ると思います。その理由は次回にしますが」
A君「うん」
コフィン「これだと、エーテライトを見た後に、もう一度キャラを通って塔を見ていますよね?」
A君「真ん中を2回見てるって事?」
コフィン「その通り!見ているという実感は無いんですけどね!」
「一筆書きをイメージすると分かりやすいですかね」
「真ん中から描き始めてまず右へ!」
「そしてまた真ん中を通って左へ行くのは少し億劫じゃないですか?」
A君「まぁ...たしかに」
コフィン「ならこうすれば」
コフィン「横一閃で解決ですね!画面を見た時に同じ所を二度見る必要なんて無かったでしょう?」
A君「なんとなく...分かったかも?」
コフィン「これが
見やすいという事なんです!」
コフィン「では今回のまとめです!」
「画面には
視線誘導による動きをつける事が大事!
視線は
人物から始まり、その服装、そして周りの景色へと向く傾向がある!
そして誘導する時、
同じ個所を通らせないように気を付ける必要がある!」
「分かりましたか?慣れない内はとりあえず今回の横一閃スタイルを使ってみましょう!」
A君「でも...誘導の仕方なんて分からないよ」
コフィン「それはまた次回にしましょう!」
不定期更新
SS大好きヒカセン、コフィンの提供でお送り致しました!
コフィン「今回の内容を理解すれば、この画像がどういうテクニックを使っているのか分かるかも!」
「宿題にしましょうか!」
A君「うへぇ...」
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