【2011年10月】第12回プロデューサーレターより
昨年9月にローンチした際、「ギルドリーヴはFFXIVの主軸となるコンテンツである」ということを公式に述べてきたと認識していますが、正式にこれを方針転換させてください。
ギルドリーヴはFFXIVのメインコンテンツではなくなります。
吉田の考える「メインコンテンツ」とは、最新のパッチで皆さんにお届けしていくその時々の自信作、つまり最新のコンテンツのことであり、延々とどれかひとつのコンテンツが、中心であり続けるとは考えていません。----------
2011年10月。
秘密裏に製作していた新クライアント「新生版」を世に発表する段階に、ついに到達しました。
吉P就任から、
まだ10ヶ月しか経っていません。ちょっとこのへんで、旧FF14がどう変わっていったのかを軽くまとめましょう!
<ここまでに導入・改修された主な機能>・ふつうの「クエスト」の導入
・チョコボに乗れるようになった
・オートアタックの実装・パーティ人数が最大8人に変更
・インスタンスダンジョンの導入
<これから追加する予定の主な機能>・ナイト・白魔導士などの「ジョブ」の実装・魔法の詠唱中に移動すると、詠唱が止まるように
・クラウドコントロール(スリプル等)とヘイトコントロールによって敵集団を管理して戦う、いわゆるEQ的な戦闘が可能になるように、全クラスのアクション見直し・再配置
・フィジカルレベルの廃止
・セルフコンボ(ファストーサベッジーハルオ等)の導入
・全モンスターが遠隔攻撃を持っていたのを、一部の敵は近接攻撃のみ所持に
・プレイヤーサーチ機能の実装
・マーケットの実装(それまでバザー方式でした)
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「新生」クライアントを発表したときの世間の反応は、まさに
度肝を抜かれたというしかないものでした。
バージョンアップの雨あられを降らせながら、実は裏では全く新しいMMOゲームを1本作ってました、というニュースに、全メディアが飛びついて取材依頼が殺到しました。
プレイヤーも野次馬も、等しく度肝を抜かれました。
そして浮かんでくる単純な疑問。
じゃあいまの、旧FF14はどうなるの?もうサービス終わりなの?ここで!
ここが大事!
吉Pは、このときのために渾身のアイディアを持ってきていたのでした。
このアイディアが思いついたとき、
「深夜に自宅で一人ハイテンションになった」という、前代未聞の壮大なスケールのアイディアでした。
「今から、1年がかりの、超ロング連続クエストを順次導入します」
「これは今しか体験できない、1回きりの物語です」
「新生FF14の舞台は『第七霊災』から5年後が舞台になるのですが、その『第七霊災』とはなんだったのか、ということを、プレイヤー自身が主人公となって体験していただきます」
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ちょっとワクワクしないですか?
ルコも、この連続クエストだけはやっておきたかった、と後から後悔しました。
こんなことをやっていたなんて、全然知らなかったんです。
もう終わった話なので、ネタバレもなにもないので全部を書きます。
まず、お話の基本線として各国グランドカンパニーが実装されました。
それから、ルイゾワ爺さんの率いるシャーレアンの賢人たち、敵となる帝国軍第VII軍団司令官・ネール・ヴァン・ダーナスの登場です。
ネールがエオルゼアにしかけてきたのが
「メテオ計画」。
それまでただの月だと思っていた、
衛星ダラガブをエオルゼアに落とすという凶悪なものでした。
よりライブ感を出すために、パッチが1つ当たるごとに、空に浮かぶダラガブがどんどん大きくなっていくという仕掛けも用意されていました。
今で言えば、ロウェナ城がどんどん大きくなっていくのを見るような感じで、新しいパッチが当たるたびにプレイヤーは空を見上げ、
「またダラガブが大きくなった」
「表面に凹凸が見えてきた、あれはやはり星ではなくて人工物なんだ。あれはいったい、なんなんだ」
「もうめっちゃデカい。これはもうダメかもわからんね!!」
↓どうです?これはもうダメかもわからんでしょう!
一連の戦いの末に、光の戦士たちはネール・ヴァン・ダーナスを打ち倒します。
(このときのネール戦で使われたBGMは、現在の侵攻4層のBGMと同じでした。侵攻4層に初めて到達したレガシープレイヤーはこの曲を聴いたとき、きっと懐かしく感じたのでしょう!)
ところが、ダラガブの落下が止まらないのです。
そこでルイゾワ爺さんが最後の隠し技を使います。
エオルゼア12神柱を降ろし、なんとかして守ってもらう!!というものでした。
旧FF14最後のクエスト「おわりの名は希望」の中で、プレイヤーは全国を巡って、どうかエオルゼアをお守りくださいと12神に祈りを捧げたのでした。
その最中、ガイウス・ヴァン・バエサルがふいに現れて言います。
「ネールの残党は、ネールの死を未だに信じていない。お主が計画を実行しようとするなら、第七軍団との総力戦になるであろう。私はそれを高みの見物とさせてもらう。せいぜい守るがいい、我のエオルゼアをな!」
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ダラガブ落下予想地点
「カルテノー」に両軍が集結し、祈りの結果を待つこととなって…。
そして、最後のクエスト自体は、そこまでで終了でした。
そのあとエオルゼア中に超つよいモンスターが鬼のように雪崩れ込んできて(なんかエーテルの乱れ?とかそういうことにしたのでしょうか?)、世界の終わりをアピールしてきます。
そうそう、空に雷鳴が鳴り響き、どこへいっても暗雲&雷、「青空」も失われたのでした。
最後には街の中にまでモンスターの群れがやってきて、いかにも世紀末、いかにもサービス終了という雰囲気になりました。
そして!
旧FF14のサービスが終了(ゲームサーバーを落とした)。
それと同時に、新生FF14オープニングトレイラー「時代の終焉」が公開されました。プレイヤーはここで初めて、クエストの続きの物語を知ります。
カルテノーに落ちてくるダラガブ、中からバハムートが現れ、世界を焼き尽くす。
そしてあのルイゾワスマイル。光の戦士たちは、爺さんのパワーで守られどこかへ飛ばされ…。
飛ばされた先こそ、5年後のエオルゼアでした。
新生FF14オープニングムービーは、旧FF14のエンディングムービーでもあったのです。
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いやぁ~吉P、このアイディア、ボツにならなくてよかったですねえー!
小手先だ、小出しだと言われてもめげずに「迅速なパッチ」を続けながらきっと、「居なくならないでくれ」「あと少しだけ待ってくれ」と
プレイヤーに祈り続けていたのではないでしょうか。さてルコの回顧録「吉田のターン」はこれで終了!
次からは、ルコの前身である、ララフェルのローバーくんとノゾコさんの本来の回顧録に戻りますよ!
(オマケ)なお、ヒルディは今とあまり変わらなかった模様