まずは、これ。
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/special/tales_from_the_shadows/sidestory_03/ 次に、これ。
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/special/tales_from_the_shadows/sidestory_08/ さて、本題に入ろう。
ヒカセンにぶち殺されて模型に擬態したオメガは自らの機能を極限までオミットしたが、目的の達成に必要な最低限のパーツはきっちり保持していた。具体的には、アイセンサーと集音マイク、そして膨大な情報を整理・記憶する電子頭脳である。
オメガの目的は最初から最後まで一貫して『母星への帰還』である。当初は「自己強化の果てに限りなく最強に強まれば何かこう良い感じに母星まで飛んで行けるやろ」とか考えていたが、オメガ的尺度では100:0で完勝するはずの相手(ヒカセン)にボコボコにされた反省から最近では「カタログスペックでは測れない力を発揮する『心』というものを理解するためにまずは大人しく観測観測ゥ」という方針にシフトしている。
そんなオメガが潔く持ち前の自己修復機能を捨てていたとは考えにくい。それでは十分な情報が積み上がる前に自分の電子頭脳がボケてしまう可能性が高くなって本末転倒である。惑星ハイデリンにはオメガを直せるほどの科学技術を持つ存在はオメガ自身しか居ないのだ。
つまり『経年劣化してボケ老人のようにミドやんの脇腹に突撃してくるオメガの模型』なんてものは擬態以外ではあり得ない。しかし、あの場面でそんな擬態をしたところで意味は無い。
ということは、逆に考えるとそれはひょっとして本当に単なる模型なのではないか?
かつてのオメガは次元の狭間に拠点を作り、原初世界はもちろん鏡像世界にも観測の手を伸ばしていた。
つまりオメガは『第一世界には何故か100年前からクリスタルタワーがある』ことを知っていた。もちろんオメガが本格的に活動再開したのは原初世界でクリスタルタワーが封印された後のことなので、当時はクリスタルタワーと共に現れたという何者かの素性に関する情報は持ち合わせてはいなかっただろうけど。
クリスタルタワーによる次元跳躍は、生身のヒトの身ではクリスタルタワーと強い親和性を持つグ・ラハ・ティアのみが耐えられるとされていた。
しかし実際には大量のグレムリンが密航しているし、カプセルに詰められた改造ドラゴン族なども一緒に転移している。つまり、実際にはグ・ラハ・ティア以外のものも運べなくはない。
以上の点を総合して考えてみよう。第八霊災後の原初世界で、クリスタルタワーによる次元跳躍の計画を知ったオメガ(模型に偽装中)は何を考えるだろうか。
当然、グレムリンに紛れてクリスタルタワーに密航し、過去に飛ぼうとする。何せ、この計画が成功することは既に確定済みである。
飛んだ先の第一世界から原初世界の自分に連絡が取れたらベストであるが、それが間に合わなくてもあらゆる時代の叡智が詰まった第一世界のクリスタルタワーのあれこれを使えば色々とやれることがあるはずだ。例えば、次元の狭間の崩壊した拠点から己のパーツをサルベージしたりとか。
そういやメインストーリーの流れとは全く何の脈絡もなく唐突にクリスタルタワーの地下で不可解な機械の暴走騒ぎがありましたね。そうかお前か、お前の仕業だったんかあれは!
未来の原初世界で長い眠りから覚めたミドガルズオルムは、経年劣化でボロボロになったオメガの模型を見て笑い、ヒトへの助力を申し出る。
何故ミドやんは笑い、そして今一度ヒトへ力を貸す気になったのか。多分、オメガが旅立ったからなんじゃないのかな。オメガが新たな一歩を踏み出してそこには抜け殻が残っていたから、ミドガルズオルムも新しいことを始める気になったのだ。
漆黒秘話は、第八霊災を生き延びたヒトが幻龍ミドガルズオルムに守られた新たな都市を建設することを示唆して幕を閉じる。
きっと、その都市の名前はミッドガルだ。
…とか、考えたんですけどね最初は。
冷静になって見直したら、運悪く落雷にでも当たったかしてガチでボケてしまったオメガ(模型に擬態中)を見て「昔は『これから人類全員ジェノサイドすっぞ』とかイキったことを口走っていたあいつも今となっては落ちるところまで落ちぶれきってとうとう壊れた玩具かよププー」みたいに笑ってすっかり気分が良くなったのでいっちょ人類に協力したるわ的な解釈の方が自然な気がしてきたね。何せミドやんとオメガは超仲悪いからね!
真相は星の彼方に。
この記事を書くにあたってChocobo鯖のArusha Whiteheathさん・Camelot Tiaさん・Pato Patoさんに多大な助力を頂きました。どうもありがとうございました。