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マナカッターから降りる二人のアウラ。
雲海の果て。
かつて妖異の王になろうとした存在がいた場所。
「あの時は他にも大勢いたから怖くは無かったけれども…」
震える身体を抱きよせられる。
「大丈夫ですよ…ニパ…私が守ります。」
「フローテ…ありがとう…ちょっぴり安心した。」
かつて大量に巣食っていた妖異たちの姿はない。
にもかかわらず、充満するこの気配は闇。
「この寒気...やっぱりここに...」
「そうね...でも二人ならきっとなんとかできますよ。」
フローテにそういわれ、勇気が湧いてくる。
しかし、頭のどこかで何かが引っ掛かっている。
頭を振り雑念を払う。
今は目の前のことに集中しなければ。
「もうそろそろ最深部につきますよ。」
「う、うん。頑張ろうね..フローテ..」
お互い頷き合い最期の地へ降り立つ。
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大きな広間にポツンと立っている人影。
初めて会うにも関わらずどこか懐かしさすら覚える。
その人影は空に向かって何かを唱えているようだった。
「フローテ...あいつ...」
「この感じ...まさかヴォイドゲートを開こうとしている..??」
ほのかに感じる程度だった闇の気配が濃密になっているのを感じる二人。
「急がないと間に合わなくなる...!!」
ニパの言葉にうなずくフローテ。
儀式に集中しているであろう相手に気づかれないように近づく。
もう少しで手が届く。
しかし、
「うぁああああ!!」
フローテの後方で警戒していたニパが突然苦しそうな声を上げる。
「ニパ!!」
フローテが振り返るとそこには何かに拘束され、中空に浮いているニパの姿があった。
「わたしに...構わず..止めて!!」
ニパの言葉を信じ儀式を行っていた相手に立ち向かう。
どうやらフローテ達が来たことに驚いたのか儀式を中断してこちらを見ている。
力任せに斧を叩きつける。
しかし、それに手応えはない。
接近してきたフローテの斧を巧みに避けた相手は、ニパに向かって呪文を唱えようとしていた。
「させない!!」
体当たりして相手の体勢を崩す。
今度は手ごたえがあった。
フローテの間合いから逃れようとする相手。
「どうせ逃げられるなら...!!」
思い切り地面を叩きその衝撃で相手を吹き飛ばす。
受け身もろくに取れずに転がる。
起き上がる前に距離を詰めようとするフローテ。
そこでやっと自分の足元が凍り付いていることに気がつく。
「いつのまに...」
よろよろと立ち上がりニパに向かって詠唱を始める。
「やめろぉおおお!!」
内に眠る力を震わせ力任せに氷を砕く。
「ニパ!今行きますよ!!」
その瞬間、フローテの身体を強い衝撃が襲った。
「フローテ!!」
ニパの叫び声が聞こえる。
地面に倒れ伏す。
相当の威力があったのだろう。
身体の中で言うことを聞く部位が見当たらない。
かすかに目を開く。
慌てた様子で空に向かい儀式を再開する。
その瞬間、空に大きな空間の歪みが生じこれまでとは比べ物にならないほどの闇が高まる。
眼を閉じてはいけない。
しかし、身体を奇妙な感覚が包み込む。
フローテは意識を失った。
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「そんな...フローテ...フローテ!!」
拘束から逃れようと必死にもがく。
びくともしない鎖に焦りだけが募っていく。
フローテを倒した相手は儀式を再び再開する。
自分が何も出来なかったことに対する焦り。
ただただフローテが倒れるのを見ていることしか出来なかった悔しさ。
私は絶対に、
あの子だけは、失いたくない。
そう心に決めていたのに。
もう失いたくなかったのに。
ニパは賢い女性だった。
特に独特な部族の生まれからだろうか、相手の意図を察する能力は抜群にあった。
しかし、焦り、憎しみ、後悔。
それらに頭を支配されていたからなのだろうか。
その真の意図に気が付く頃にはもう手遅れだった。
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ただただ、行く末を見ているしか出来ない。
いや、最早それすら叶わない。
そんな自分が悔しくて、みじめで...
こんな運命、私は受け入れられない。
なんの為に、私は存在しているんだ。
力が、
こんな運命すら変える力が欲しい。
身体の内から何かが来る気配。
原初の魂とはまた違ったなにか。
手を差し伸べられている気がする。
この手を取れば力が手に入るだろうと直感でわかる。
しかし、同時にとってはならないとも思う。
さぁ、この手をとるのだ。
逡巡。
迷うフローテを半ば強引にその手は引っ張り上げた。
身体の中を力が巡る。
今ならあの闇すら簡単に消し去ることが出来るだろう。
その方法もわかる。
それは、身体が覚えているというよりももっと深い場所の記憶。
魂の記憶とでもいうのだろうか。
突如フローテの中に生まれる恐怖。
これだけの力が、なぜ自分に眠っているのか。
なぜ、いま頃目覚めたのか。
少しずつ白く塗りつぶされていく。
思いが、決意が、意志が、
現実に意識を引きずり戻される。
儀式を行っている相手は驚愕した様子でこちらを見ている。
無理もないだろう。
ただただ、地面に這いつくばることしかさっきまでは出来なかったのだから。
なにかこちらに向かって叫んでいる声を感じる。
拘束されているのだろうか。
一人のアウラが悲痛な表情でなにかを叫んでいる。
何を言っているのかわからなかったが、些細なことだろう。
どうせ全て光に変えてしまうのだから。
ここは闇が溢れてる。
少し強めの光で浄化しなければ。
ここら一帯が無に帰るが、些細なことだ。
何か忘れている...??
誰か、大切な人を、仲間を、
....別にいいか。