この日記はFC《EDEN》3月度ファンミーティングの「エオルゼア十二神ツアーガイド」のために書いた台本を加筆・修正したものです。
神話全体と「ぶれ」について神話なので正解がなく「一般にこう」みたいな表現になります。
もっと言うと
「エオルゼア十二神」は「惑星ハイデリンの特定地域である『エオルゼア』で現在で支配的な種族の信仰が篤い十二柱の神々」であり時代、場所、種族などによって様々に変化します。
例えばナルザル神は一般には「二面性を持つ神」として信仰されていますが、ウルダハのナル・ザル教団では「双子の神」としてこの二面性を「ナル神」「ザル神」の二柱の神として信仰しているなど「ぶれ」があります。
また、別地域のガレアン族から見ればエオルゼア十二神も「エオルゼアの蛮族が信仰している蛮神」でありアマルジャ族のイフリートやコボルド族のタイタン同列の扱いになります。
そこで今回はシャーレアンの偉大な占星術師「リューフォン」がまとめた創世神話を基本に語ります。
※リューフォンはの著者として知られており、また占星術師のメインウェポンにその名を遺す人物です。
時神アルジク創世神話は「渦」から「時神アルジク」が現れて「時間が始まる」ところから始まります。
時神アルジクが現れて「時間の始まる」ので「アルジクより『先に』渦が生じた話」も存在せず、「渦」が何かはその後も神話で語られていないのでよくわかりません。
時神アルジクにちなんだ場所は、あえて言えば「カルテノー平原」なのですが、PvPエリアであるため今回はPvPのアルジク装備のコスプレ写真で代用します。
(時代の終焉トレーラーでルイゾワが光の戦士たちを未来に飛ばしたのが「時神アルジクの力」なのでカルテノー平原が「近年においてアルジクの奇跡が顕現した場所」と言えます。)
アルジクは重力を作り「土の理」をもたらしたので地面ができました。
このためアルジクは「土属性・霊属性」とされており、エオルゼアの暦では霊6月(12月)です。
ちなみにエオルゼア十二神は「六属性」×「星属性(活性・激化など)or 霊属性(停滞・固定など)」の6×2で合計十二の属性をそれぞれ持っています。
地面を作ったアルジクは平たく言えば「土を固定する属性」となります。
一般的な外見のイメージは「霊銀の大斧を持った威厳のある男性、帝王」シンボルマークは「砂時計」です。
勘の良い方はもうわかりましたね……PvPのアルジク装備、正しくは……「アルジクの持っている斧」のコスプレです。
……どうして?
星神ニメーヤアルジクの次に渦から「星神ニメーヤ」が現れました。
ニメーヤにちなんだ場所は見つからなかったのですがニメーヤにちなんだものは皆さん持ってます。
現在エオルゼアで広く流通している100ギル金貨の横顔がニメーヤで、プレイヤー向けに言うと「ゲーム画面のギル表示のマークの金貨の横顔がニメーヤ」です。
神話から逸れますが第六星歴1477年(ざっくり100年前)エオルゼアで共通通貨を作る際に「どこの国でも主神として信仰されていない中立的なシンボル」としてニメーヤが選ばれた経緯があります。
話を創世神話に戻すとニメーヤによって「水の理」がもたらされ地に水が満たされました。
このためニメーヤは「水属性・霊属性」(水の固定)とされており、エオルゼアの暦では霊2月(4月)です。
他にも星と運命を司る神とされており一般的な外見のイメージは「白絹のベールを被った聡明な機織の女性」シンボルマークは「紡車」です。
日神アーゼマ最初アルジクはニメーヤを妹として育てましたがやがて夫婦になり「日神アーゼマ」と「月神メネフィナ」が生まれました。
(異説がありますが、メネフィナの時に説明します)
という訳で「日神アーゼマ」ゆかりの地として今回は東ザナラーンのドライボーンハイブリッジに行ってみましょう。
※石像の頭の上にある「お盆に●が載ったようなマーク」が日神アーゼマのシンボルです。
ゴールドソーサーのジャンピング・アスレチックでおなじみのこの巨大な石像はベラフディア王朝後期の王ララフトIV世の時代の物と言われています。
ベラフディア王朝はララフェルの王朝で、ベラフディアの王は「日神アーゼマの生まれ変わり」とされていましたがこの石像はララフェルに見えないので恐らく「日神アーゼマの像」だと(私が個人的に)思います。
王が生まれ変わりとされていたことで分かる通りベラフディア王朝はアーゼマ信仰が篤くカルン埋没寺院も元はアーゼマの神殿でありザナラーンの巨石文明の遺跡では太陽のマークが多く見られます。
創世神話に戻りますが、日神アーゼマはアルジクとニメーヤの間に長女として生まれ同時に太陽が現れたとされています。
このためニメーヤは「火属性・星属性」(火の活性)とされておりエオルゼアの暦では星5月(9月)です。
一般的な外見のイメージは「黄金の扇を持つ豪気な貴婦人」でシンボルマークは「日輪」です。
またミコッテ・サンシーカーには太陽神として信仰する人が多く南方メラシディア大陸の樹状種族の間でも信仰されてたらしいです。
アジムステップのアウラ・ゼラの神話に登場する太陽神アジムも日神アーゼマと同じルーツ……かもしれません。
月神メネフィナアーゼマの妹として生まれたのが「月神メネフィナ」です。
先に異説があると述べていまいたが「メネフィナはアーゼマと異母姉妹」と言う神話もあります。
あるのですが、その場合の母親が誰なのかどこから来たのかはわかりませんでした。
創世神話では「次女メネフィナは月と共に生まれた」とされており「日神アーゼマと月神メネフィナにより『昼と夜ができた』」と言う神話となっています。
月神メネフィナゆかりの地はもちろん「月面」になります。
※ネタバレにならないようにSSを撮ったら夜空が綺麗な岩場になりました。
メネフィナは「氷属性・霊属性」(氷の定着)とされており、エオルゼアの暦では霊1月(2月)です。
月と共に慈愛を象徴する女神とされており一般的な外見のイメージは「円い平鍋を持った健気な小間使い」、シンボルマークは「月輪」です。
メネフィナのシンボルマークの月輪には小さな点が打ってあり通説ではこれはダラガブとされています。
第七霊災で判明した通り惑星ダラガブは人工衛星なので「メネフィナ信仰は古代アラグ文明が滅んだ第四霊災以降」……と思いきや古代アラグの遺物にもエオルゼア十二神のシンボルが見つかっており現時点では謎となっています。
月神という事でミコッテ・ムーンキーパーに信仰する人が多いそうです。
ここまでの神話のおさらい父:時神アルジク(時間と土ができた)
母:星神ニメーヤ(水ができた)
姉:日神アーゼマ(太陽があらわれた)
妹:月神メネフィナ(月が現れた;異母兄弟説あり、その場合の母親不明)
河神サリャク続いて渦から「河神サリャク」が現れニメーヤの水を使って「川」を作りました。
サリャクと言えば北洋オールド・シャーレアンで信仰が篤い神であり、オールド・シャーレアンの知神の港へ行けば入国する者を出迎えるサリャク像を見ることができますが、今回はイディルシャイアから低地ドラヴァニアにでてサリャク川に行ってみます。
サリャク川を直接サリャクが作ったという訳ではなくシャーレアンの植民都市としてそこに流れる川に河神サリャクの名を冠しただけと思われます。
またシャーレアンのマークは「巻貝」でイディルシャイアなどシャーレアンゆかりの建物には巻貝のマークを多く見ることができます。
昔は「貝には寿命がない」と思われていたため、巻貝の螺旋がサリャクが河に流した知識を永遠にため込む存在として「知識の蓄積者たれ」というシャーレアンの象徴になったという経緯があります。
※こちらの世界の貝も長生きで、二枚貝になりますがアイスランドガイの記録で507歳と言うものもあります。
サリャクは思慮深くアーゼマはそれに魅かれて夫婦になりました。
サリャクは「水属性・星属性」(水の活性)とされており、エオルゼアの暦では星2月(3月)です。
知恵と河の神とされており一般的な外見のイメージは「トネリコの杖を持つ内気な学者」シンボルマークは「巻物」です。
海神リムレーン夫婦となったサリャクとアーゼマの間に長女「海神リムレーン」、次女「地神ノフィカ」が生まれました。
海神リムレーンと言えば西ラノシアのエールポートのリムレーン像が有名です。
このリムレーン像は人魚のような姿をしていますが、これは作った人の海神としての意匠で一般的にはヒューラン族のような姿として認識されています。
リムレーンは祖母ニメーヤが作った水を生命で満たして海を作った(今の生命あふれる海の姿になった)と言われています。
リムレーンは「風属性・星属性」(風の活性化)とされており、エオルゼアの暦では星3月(5月)です。
海神なので水のイメージがありますが、海洋そのものと共に航海も司る風の神としても信仰されています。
一般的な外見のイメージは女神なのですが「大身の銛を持つ壮健な漁師」で結構ぶれてます。シンボルマークは「波浪」です。
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ここからは異説です。
創世神話ではニメーヤが水の理をもたらしサリャクが川を作ったとされています。
しかし、別な神話では「リムレーンが2体のシーサーペントを召喚して口から水を出して地を水で満たした」とされています。
このシーサーペントは「ペリュコス」と「サラオス」と言う名前で高地ラノシアには「サラオスの亡骸」と呼ばれる大きな化石がありますが……これは神話に因んで化石をそう名付けただけらしいです。
地神ノフィカ続いてリムレーンの妹「地神ノフィカ」です。
今回のツアーガイド最大のこじ付けポイントがやってまいりました。
黒衣森・北部森林のハーストミルへ移動しましょう。
この入口付近の建物に貼ってあるポスターに描かれているというか描かれていたというかボロボロの絵が地神ノフィカです。
何描いてあるか分からないので皆さん(の中の人)がアラガントームストーンを愛でる(的な感じでPCとかスマートフォン)で「公式サイト」の「プレイガイド」の「世界設定/サイドストーリー」のところの「グランドカンパニー」の「双蛇党」を見るとこのポスターの痛んでない絵を見ることができます。
双蛇党 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone創世神話に戻るとノフィカは祖父アルジクが作った大地を生命で満たしました。
ノフィカは「土属性・星属性」(土の活性)とされており、エオルゼアの暦では星6月(11月)です。
一般的な外見のイメージは「鋼の大鎌を持つ陽気な農民の姿」です。シンボルマークは「若葉」です。
ポスターで武器を持っているのはあくまでグランドカンパニー双蛇党のポスターだからのようです。
西ザナラーンの大地の裂け目の名前が「ノフィカの井戸」ですが、こちらは砂漠地帯の裂け目に湧水があり緑があふれている風景から地神ノフィカにちなんで名づけられたようです。
旅神オシュオン続いて渦から「旅神オシュオン」が現れました。
旅神オシュオンは古代ニームは篤く信仰されており「旅神聖域 ワンダラーパレス」は元々旅神オシュオンの神殿で「旅神」や「ワンダラー」がオシュオンのことを指します。
渦から現れたオシュオンは世界を巡りアルジクの土を使って数々の「山」を作りました。
すると山から風が吹いて海や地の生き物が空を舞うようになりました。
世界に風が巡るようになった事に気づいたリムレーンは山を作ったオシュオンを愛するようになり恋仲になりました。
しかし、旅神オシュオンは放浪を好み、二人の間に子供はできませんでした。
オシュオンは「風属性・霊属性」(風の定着)とされており、エオルゼアの暦では霊3月(6月)です。
一般的な外見のイメージは「イチイの弓を持った呑気な猟師の姿」。シンボルマークは「山杖」です。
リムサ・ロミンサにはオシュオン灯台と言う灯台があり、風を受けて航海をする海の民の間でリムレーンと並んで一定の信仰がある様です。
また山を作った神なので採掘師の間でも信仰されています。
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ここからは創世神話にはない異説になります。
トビウオの一種にがいます。
この名前の由来は「海面を飛ぶトビウオの姿がダガーみたい」だからなのですが「リムレーン、ダガー、オシュオン」にまつわる神話があります。
「オシュオンがリムレーンの風呂を覗いてダガーを投げつけられた」。
……何してんの……。
ここまでの神話のおさらい父母:時神アルジク と 星神ニメーヤ
姉夫婦:知神サリャク と 日神アーゼマ(サリャクが河を作って結婚した)
姉夫婦の姉妹:海神リムレーン(姉) と 地神ノフィカ(妹)
妹:月神メネフィナ
妹の恋人:旅神オシュオン(オシュオンが山を作ってから旅に出た)
壊神ラールガーここまでの創世神話で大地・海・川・山が作られてきましたが神々は気ままに世界を作り続け陸は山だらけになり、海は広がり、川は網の目のようになって世界は混乱してきました。
そこで星神ニメーヤが彗星に呼び掛けて神として大地に降り立つように命じました。
「壊神ラールガー」です。という事でラールガーズ・リーチのラールガー像に行きます。
ラールガーは各地に雷で山と川と海を減らし、世界に秩序をもたらしました。「壊神」と言う二つ名を持つ神ですがラールガーは善で秩序の神です。
ラールガーは「雷属性・霊属性」(雷の定着)とされており、エオルゼアの暦では霊4月(8月)です。
一般的な外見のイメージは「黄銅の杖を持った怜悧な魔法使いの姿」。シンボルマークは「流星」です。
アラミゴのラールガー像はマッチョ爺ですが、これは過去のラールガー星導教の高僧と言うかモンクがモデルらしく一般的なイメージは「魔法使い」です。
雷の魔法使いというとシルフの蛮神ラムウですが「秩序を重んじる性格、シルフではなく人間の老人の姿」などから実際「ラールガーとラムウを同一視する説」も存在するようです。
工神ビエルゴこうして世界が落ち着いてからしばらくたったあと渦からまた二柱の神が現れました。
兄「工神ビエルゴ」と妹「戦神ハルオーネ」です。
(兄妹という事ですが親が誰なのかどこ生まれなのかは分かりませんでした)
ビエルゴに因んだ場所なのですが、名前だけなら南ザナラーンのビエルゴズ・ストライクがあるのですがこれは本当に名前だけでビエルゴに因んだエピソードや場所は見つかりませんでした。
渦から現れた二柱は野心を秘めていました。
そこで混沌の再来を案じたニメーヤは再びラールガーに二柱の養父になるように命じました。
こうしてラールガーに育てられたビエルゴはサリャクに師事し野心を想像力に変えて次々と匠の技を生み出しました。
ビエルゴは「雷属性・星属性」(雷の活性)とされており、エオルゼアの暦では星4月(7月)です。
一般的な外見のイメージは「双頭の鉄槌を持つ誠実な鍛冶の姿」。シンボルマークは「手(指)」です。
ビエルゴのシンボルマークの「手」は、クラフターの「ビエルゴの祝福」のアイコンで見ることができます。
戦神ハルオーネ続いて「戦神ハルオーネ」です。
ハルオーネはイシュガルド正教の主神であり、その姿は「聖レマノー大聖堂」で見ることができます。
ハルオーネもビエルゴと共にラールガーの養女になり、オシュオンと友人になって共に冒険の旅に出て野心を闘争心にかえ次々と戦技を編み出しました。
しかし、生み出した戦技で強い生き物に戦いを挑んでは殺したため大地の生き物を生み出したノフィカの怒りを買います。
こうしてノフィカに罵倒されましたがハルオーネは気にせず強い生き物を殺し続けました。
イシュガルド正教が決闘裁判とか「強い奴が正義」という脳筋宗教と言うのは皆さんご存じのとおりですが主神のハルオーネもなかなかなガチ脳筋です。
ハルオーネは「氷属性・星属性」(氷の活性)とされており、エオルゼアの暦では星1月(1月)です。
一般的な外見のイメージは「青銅の大盾を持つ勝気な戦士の姿」。シンボルマークは「数槍」です。
商神ナルザル深まるノフィカとハルオーネの対立を危ぶんだオシュオンは地の底でマグマに呼び掛けました。
それに応じて神として降り立ったのが「商神ナルザル」です。
ナルザルは死後の世界を司り殺された生物の魂に安息を与える代わりに怒りを収めるよう取引を持ち掛け
ノフィカはこれを受け入れました。
こうしてノフィカとハルオーネの戦いは回避されオシュオンはナルザルに感謝して義兄弟の契りを交わしました。
ナルザルが商神として信仰されているのは、おそらくノフィカに取引を持ち掛け、交渉によって諍いを丸く収めた所から来ているのではないかと思います。
南ザナラーンの「ナルの祠」
東ザナラーン「ザルの祠」
ナルザルは「火属性・霊属性」(火の定着)とされており、エオルゼアの暦では霊5月(10月)です。
ナル・ザル教団では「生の世界を司るナル神」「死後の世界を司るザル神」の双子の神として信仰されていますが、一般的にはは双子ではなく「二面性を持つ神」とされており、外見のイメージは「天秤を持つ明敏な商人の姿」で、シンボルマークは「貝価」です。
ウルダハ都市内にもナル・ザル教団のナル神像、ザル神像がありナル神像はミルバネス礼拝堂、ザル神はアルダネス聖櫃堂(呪術師ギルドの拠点)にありますが、ミルバネス礼拝堂は現在立ち入り禁止になっています(旧版FFXIVでは入れたらしい)。
創世神話のまとめ父母:時神アルジク と 星神ニメーヤ(ラールガーの主人)
姉夫婦:知神サリャク(ビエルゴの師匠) と 日神アーゼマ
姉夫婦の娘:海神リムレーン(姉) と 地神ノフィカ(妹)
妹:月神メネフィナ
なぜかニメーヤに色々命じられている彗星:破壊神ラールガー
ラールガーの養子(兄):工神ビエルゴ(サリャクの弟子)
ラールガーの養女の脳筋(妹):戦神ハルオーネ(オシュオンの友達)
オシュオンの義兄弟:商神ナルザル(時々双子)
メネフィナの恋人でリムレーンの風呂覗いてダガー投げつけられた、ハルオーネの友人でナルザルの義兄弟:旅神オシュオン
※現実世界の神話でもそうですが「時神アルジク」のような抽象的かつ強力な主神に下手に設定を足すと神話が破綻するので余りエピソードがありません。
※一方で「旅神」と言うどこにいても不思議じゃないし移り気な神様はエオルゼア各地・各時代・各民族の神話が統合される過程で便利なジョイントとして使われたのが読み取れます。