ある日、リアナとミアは、自然のエステなんてものを期待して、静かな森へと足を踏み入れた。
何か大発見でもするかのように。
薄暗い森の中、二人は言葉を交わさず、ただ自然の息吹に耳を傾けながら歩いていった。
リアナは内心、「こんなとこに連れてきて、何か面白いことでもあるわけ?」と半分毒づきながらも、ミアの後を追った。
ミアはミアで、「リアナ、そんなに真剣な顔してたって、ただの森林浴なんだから」と心の中でツッコミを入れていた。
木々の間から漏れる陽光が、彼女たちの心の重荷を少しずつ取り除いていくようだった。
(実際はそんな簡単に心の重荷なんて取れるわけない、自然の力を過大評価するのもほどほどに)
リアナとミアが森の奥深くに進んでいくと、突如として静けさを破る不穏な音が聞こえた。
枝葉の間から小さな影がいくつも現れ、ゴブリンたちが二人を囲むように迫ってきた。
ミアは一瞬パニックに陥りそうになったが、リアナは冷静さを保ち、手元の木の枝を武器として構えた。
「冗談でしょ」と内心つぶやきながらも、リアナの目には決意が宿っていた。
ゴブリンのリーダーらしき者が前に進み出て、醜い笑みを浮かべながら二人に向かって叫んだ。
ミアの声は震え、心の中で「なんでこんなところに来てしまったんだ
「いや、あの…ゴブリンの生態を研究してるんです。」
ゴ: 「研究者だって?ゴブリンの生態を知りたいなら、自分がゴブリンになってみるのが一番だろう?この森の中で生活してみたらどうだ?あんたら、次の研究対象にしてやるよ。」
リアナの冷ややかな視線がゴブリンに向けられたが、その目の奥には怯えが見え隠れしていた。
何とか説得しようとする彼女の声は、かすかに震えていた。
ミア: 「ゴブリンのリーダーは特に賢いと聞いてますが、あなたもそうですか?」
ゴ: 「ゴブリンが賢いだと?それは聞き違いだな!賢いのはこの緑色の魅力的な顔つきだけだろう。
まあ、そんなこと言っても、研究対象にされるくらいなら賢くないほうがマシかもな!」
ミアは内心でくすりと笑い、その微妙な余裕を見せた。
ゴ: 「それにしても、賢さなんてものは過大評価されているんだよ。
オレたちの生き方はシンプルでパワフルだってこと、まだわかってないんだろ?」
リアナ: 「じゃあ、リーダーさん、私たちを解放してくれませんか?その方があなたのシンプルでパワフルが証明されますよ」
ゴ: 「上手いこと言ってくれるじゃねぇか。でもよ、お嬢さん。
そんな簡単にいくと思ったら大間違いだぜ。シンプルでパワフルってのは、ただのキャッチフレーズじゃねぇんだ。」
リアナの冷静な表情の裏では、冷や汗が背中を伝い落ちていた。
それでも、彼女の瞳には一筋の希望が灯っていた。
ただの脅しだけでなく、実際に解放する可能性はないかもしれないと。
ゴ: 「解放してほしいって?お前らがここで何をやっているのか、オレたちの生態研究とか抜かしてるが、本当に信じるとでも思ったのか?オレたちの縄張りを踏み荒らしておいて、
そんな簡単に許されると思うな!」
ミアは内心で苦笑しつつも、状況を打開する手立てを必死に考えていた。
ゴ: 「どうするって?お嬢さんたちがここから無事に出られるかは、オレの機嫌次第だな」
とその瞬間、
ゴブリンのリーダーの頭の後ろにズッキーーーーン!っと激痛が走る。
リアナのモンクも青ざめちゃうほどのローリングソバット!
バッチリ決まって、
思わず拍手が出ちゃうような見事な一撃!
ゴ: 「うぐッ…!?」 ゴブリンは後退し、痛みをこらえて立ち上がろうとした。
リアナは自信満々に言った。
リアナ: 「さあ、これが私たちの個性と自由ではみ出していくスタイル!」
ミアは驚きつつも、リアナの勇気に感心した。
ミア: 「本当に、リアナはいつも予想外のことをするんだから…」
リアナの毎日の筋トレがやっと役立つ時が来た!
ミアをまるでゴミ袋みたいにひょいと持ち上げる。
リアナ:「ミア、逃げるぞ!」
ミア:「あ、はい!」
リアナは全速力で走り出す。
背景ではゴブリンが「ウゥー…」って、まだ地面の上でのたうち回ってる。
「さあ、筋肉モード全開!」とリアナは笑って叫んだ。
その場を一気に駆け抜けると、驚くほどに軽やかに跳ねながら二人とも安全地帯へ。
ミア:「リアナといるとおもしろいんだけど、悔しいんだよ。
まるでバカやってるのに全然バカに見えないって言うかさ。
本当、その才能、羨ましいよ!」
リアナ:「えー、だって、何とかなるもん!
悔しいとか言うくせに、結局おもしろいってオチじゃん。
素直じゃないねぇ、もう少し素直になって言えば?」
ミア:「いつもそうやって言うけどさ、毎回ハラハラするんだよ。」
リアナ:「 ま、いっか!楽しければそれでいいじゃん!
それに、アタシだって、ミアのその明るさとか、
誰とでも仲良くなれるところとか、羨ましいよ」
リアナも疲れた表情ながら、「でも、これでミアとの仲も深まった気がする」と微笑んだ。
二人は再び歩き出し、森の出口に向かって進んでいった。
後ろを振り返ることなく、ただ前を見据えて・・・
Gefällt mir: 1Gefällt mir: 0