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【漆黒のヴィランズ】「封印の鍵」(2) ― ドォーヌ・メグ、誰がために夢を見たのか―

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次なる宝を求めて訪れたのは、静かな湖畔。
水の気配をたたえた「触れ得ざる門」を前に、ウリエンジェが呼びかける。けれど返事はなく、辺りはただ静寂に包まれていた。

アリゼーが言うように、フーア族は“水妖”の異名を持つ存在。水と共に生きるなら、その身を水に委ねて探すべきなのか――
それぞれが泳ぎの可否を確かめ合う中、ひときわ静かだったウリエンジェは言う。

「……泳ぐくらいならば、水上を歩く術を編み出す方が効率的では?」

どこまでも彼らしく、それでいて妙に頼もしく響く一言に、アルフィノが喜々として応える様子に、ひととき空気が和らいだ。

――その時、湖底から響いた声。
柔らかく、揶揄するように、どこか諦観を孕んだその声は、確かにフーア族のものだった。

「ヒトの方からボクらに用事があるなんて、珍しいなァ」
「妖精王がどうなろうが、世界がどうなろうが、『はじめから終わってる』ボクらにはどうでもいいことさ」

その口ぶりには、興味も関心も、義務感さえもなかった。
けれど彼らは言う、「面白ければいい」と。

幻のごとき水底の園――「ドォーヌ・メグ」へようこそ。
そこに踏み入れるなら、君の冒険で楽しませてみせろと、気まぐれな声が笑った。
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