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彼ほど純粋な気持ちで生きて来られなかった私の心には、わかれよッ!と発破を掛けられても、
その言葉はいまひとつ響きませんでした。背景も不明瞭でしたし。当時は賢人ウリエンジェ氏が
イケメンだったくらいしか収穫が無かったな……そんな緊張感のすれ違いに終わった邂逅から時
は過ぎ、まさか漆黒で彼らの物語が展開する運びになるとは露程にも思っていませんでした。
無口なのにパーティのオカン的存在感を放つララ白さんや、顔芸達者でどう見ても悪人枠のル
ガナイトさんなど光る人材には恵まれていた元祖闇の戦士ご一行様。大きなミンフィリアに連れ
られ第一世界へ戻ったあと一体どうなったのか?顛末が気にはなっていたので、パッチの主流と
して取り上げられる様子に期待が高まった者の一人です。
一般的に漆黒のストーリーは水晶公、エメトセルク、アルバートの三大沼が形成されたという
認識で居ります。特にエメトセルク。彼は敵対してきたアシエン側の背景を掘り下げるだけでは
なく、そのキャラクター性を通して“アシエンも人間だった”とプレイヤー側に認識させるに至
り、人気の高さは頭ひとつ抜けているといった感があります。一方の水晶公も、隠し切れていな
い主人公への好意がにじみ出す発言と行動の数々に、極み付きの泣き笑い、と背負ってきたもの
の数と耐えた時間の重みとを加速材にして、涙腺を直撃しまくりました。
水晶公とエメトセルクの両者は、直接会うことの叶わない他人(主人公、同胞達)のために奮戦
していたり、強い責任感と自己犠牲的精神、永い時間の孤独、など共通項が幾つかあって鏡写し
のよう。溢れ出る好意を泰然とした態度で覆いつつも時折素が飛び出す水晶公に、飄々として掴
みどころが無いのに何処かしら人間臭く、古代への激しい郷愁を秘めたエメトセルク。涙腺がゆ
るゆるになるのが一度や二度ではなかった漆黒にも、萌えは同時多発的に健在で在られました。
だがしかし。水晶公にキュン死しエメトセルクに咽び泣き、だがしかして、私を漆黒の泥濘に
捕らえたるは冒頭のアルバートでした。昔はあったのかもしれませんが彼にはもう、水晶公やエ
メトセルクに比肩するほどの決意や願いはありません。百年くらい彷徨った挙句に自我すらも喪
失し掛けていました。
思春期かよ、とおちょくりたくなるくらい拗ねる様だったり自虐的だったり斜に構えて見せた
りしつつ、打ち解けていく過程で明らかになる彼の、かつての心境や旅路から照らし出されるの
は、自分に何か出来そうな事があるならば突っ走る、不器用に真っ直ぐなその性質でした。その
「きらめき」が眩しくて気持ちよかった。
光の戦士としてアルバートに同行した仲間達も、おそらく彼のひたむき加減に先ず呆れ、やが
て心打たれて感化され、『コイツのために何とかしてやりたい』って心情で最後まで一緒に居た
んじゃないかと妄想が ハスハスハスハス 捗る次第。
アルバートが主人公の魂へと還る折、試すような台詞を口にしていましたが、彼の性格を想像
するとあのときにはもう、心積もりは決まっていたんでしょうね。主人公の身体から集められた
光が氾濫しようとするのに対して、どうやら出来ることがありそうだ。ならば託そう、と。
気心の知れた相手に憎まれ口を叩いてしまうとか思春期で可愛いかよ。
待てよ、エメトセルクの『ならば覚えていろ』からの台詞下りと表情が、古代人に代わり主人
公達人類が星を見守っていく事を(同胞の復活を諦めて)納得した、星を託した為のものだとした
ら……アルバートとエメトセルクもまた繋がるんじゃないでしょうか。脚本が上手だなぁ!
漆黒はその名に反して「きらめき」の鏤められた、向日葵のようです。