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サベネア島特産の絹織物について、私見まとめ

Öffentlich
こちらの記事では暁月の都市について取り上げています。
街並み、マップなど若干のネタバレを含みます。

都市に行けるようになってから、
実際に都市内を歩きながら読んでもらえると嬉しいです。



本記事ではサベネア島の都市、ラザハンにおける
養蚕〜製織まで、私の知る範囲でのお話をいたします。


サベネア島の特産、絹織物。
外貨取得のための貴重な輸出品であり、
サベネア島の暮らしを支える一柱です。

実はリアルゼアのジャパンも
開国後は絹が輸出の主力。全国各地で生産されていました。


当時養蚕の主要国だったヨーロッパの国々で蚕の病気【微粒子病】が広まり、
大きな打撃を受けていたことが理由の一つだったりするのですが
この話を続けるとめちゃくちゃ話が逸れるので割愛します。


全国各地で生産されるということは、
器具や工程の名称が多数あり、使い方や進め方が変わったりするということです。

基本的には農林水産省の資料を参考にしつつ書いていますが、
東ジャパンの知識に偏る内容となりますことをご了承ください。
農林水産省【蚕糸業】へのリンク

そして、これはこうじゃない?これもあるよ!などありましたら
教えてもらえると凄く嬉しいです。


前置きが長くなりました!
それぞれ折りたたみからどうぞ↓

養蚕について
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ルヴェーダ製糸局の階段を上がった先にある桑畑。
桑の木は10mほどにもなる高木ですが、
ラザハンでは手の届きやすい高さに整えられていますね。

桑は、幹は材木・樹皮は染料・実は食料(桑の実・マルベリー)として人の文化に寄り添っています。
そして生い茂る緑の葉は、養蚕に使われています。



収穫した葉は階下に運ばれますが、階段の途中にはこんな棚が。



全部蚕の繭です。オワー!!
蛹が成虫にならないよう熱処理されたあとの、
乾燥工程・保管場所と思われます。
ちなみに袋の中も繭。全部繭。全部蚕。ワァ……

階段を下りた先、背後と右手側には桑の葉を広げた飼育棚が置かれています。


そこに立つんじゃないよ君

ゲーム内では見えませんが、
ここでは蚕がショリショリお食事をしているはずです。たぶんいっぱいいる。
ちなみに家畜なので、数え方は一頭、二頭となります。
(ストーリー進捗でここにいるNPCのセリフが変わるので、
ぜひチェックしてください。私は泣きました。)

葉の下に敷かれているのは蚕箔(=さんぱく)だったり糸網だったりしますが、これはたぶん蚕箔です。
蚕が食べた桑の葉は、綺麗に固い葉脈だけが残るそう。

製糸について
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養蚕スペースから振り返っていただくと、こちらの器具が置かれています。



座繰器(ざくりき)とか、繰糸器(そうしき)とか呼ばれます。
もしかしたら歴史の教科書で見たことあるかもですね。

2024/1/18追記
>富岡製糸場で使われていた、フランス式繰糸機に似ています。
>足の形とかもかなり似てるので、これがモデルなのかな……?
>農林水産省のページ、煮繭・繰糸の項目に載ってます。
>(富岡製糸場はリアルゼア西暦1870年ごろ創業。
>ちなみにこの頃は電気で動く機械はありませんでした。)

スキル(HUDを隠せ)でギリ隠れてない釜で繭を茹でて、
解れた生糸を上部の糸枠に巻き取っていきます。
その生糸を精錬したものが絹糸です。


絹糸はそのままだとめちゃ細いので、撚(=よ)り合わせて太くし、強度を上げます。
残念ながらその工程は秘されているようで……

そして染色も秘伝の技なのでしょう、
冒険者が立ち入れない部屋で作業が行われているようです。
見せてくれェーーーーー!!!!!!!


というわけで、



撚り合わせて染色して巨大な糸枠に巻いたものがこちらになります。
壁の棚や、壁際に置かれています。
こちらは絨毯向けなのか、太く撚られていますね。
たぶんすごい重い。腰壊す重さ。

絹糸の魅力の一つは「f分の1ゆらぎ」だと聞いたことがあります。
微細な歪みが美しさを生み出すのだそうです。
同じように撚り合わせた絹糸も全くの均一ではなく、
光の乱反射を作り、しっとりした手触りと光沢を作り上げます。

その絹糸を手で織り上げたサベネア絨毯、本当に美しいんでしょうね……

次はいよいよ製織についてです。

製織について
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予備知識として、織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で構成されています。
経度、緯度と同じく、縦=経、横=緯ですね。
縦に張った経糸を上下に開口して、緯糸をくぐらせることで
織り目が作られていくわけです。詳しくはぐぐって。

さて、
もうね、見た瞬間になにか分かります。



織機(=しょっき)です。
埃が混入しないようにするためか、重要な機構は箱に隠されております。
見せてくれェーーーーー!!!!!!!


……見えるところメインで書きますね。

NPCの女性が横からシュ……って通しているのは杼(=ひ)。
ちょっと見えませんが、そういうこともありますよね。
杼には緯糸がセットされています。
手前から箱に向かって上下に分かれた経糸(<の形をしてます)の間、
そこに杼、つまり緯糸をくぐらせていきます。


そしてガッタンと手前に引いてるやつ。
筬(=おさ)という部品なのですが、
クシのようになっている隙間一つ一つに、経糸が1本1本差し込まれています。
これ通すの超大変。筬通しっていう糸通しみたいな器具があるくらい大変。やべえよあれ

緯糸をくぐらせた後にガッタンと手前に引くことで織り目を整え、均一になるよう織っていきます。
手前に打ち込む強さによって緯糸の密度が変わるので、品質に大きく影響してしまいます。
緯糸の密度が均一でないと、柄が間延びしたり、
逆にぎゅうぎゅうになってしまったりと、美しい仕上がりになりません。


緯糸については分かりましたが、
経糸はどうやって上下に動かし、模様を作っていくのでしょう。

こちらの織機では、女性の足元にある、斜めの踏み板で操作をします。
自キャラの体で見えませんが、あるんです。
右にちょっと見えてる。ごめんなさい。見に行ってください。極太ポ…キーみたいなやつ。

板を踏むと、右の箱の中にある綜絖(=そうこう)という機構が動き、決められた経糸を引き上げます。
すると経糸の上下の組み合わせが変わる=杼・緯糸の通り道が変わり、
違う織り目になるという仕組みです。
(色については、色ごとに杼を用意して都度使い分けます。)


そうして織られた生地は手元部分で折り返し、
織機下部に設置された軸に巻き取られていきます。
実際どのような機構かは分かりませんが、
恐らく筬を引いたタイミングで、自キャラの頭の右あたりにある軸が
少しずつ回転していくのではないかと思います。
巻き加減を調整できるような器具が付いてますね。


詳しい仕組みについてはなかなか文字では伝えきれないので、
某動画サイトなどで「機織り」など検索してください!!


こうして織られた生地は軸ごと取り外され、
丸まった状態で壁際に置かれていきます。
この後に整理加工という、生地の柔らかさなどを整える加工をすると、
極上のシルク生地が出来上がるという流れです。


ところでこの織機の下に敷かれている絨毯。
経と緯は、それぞれどちらの辺でしょうか。

ちょっと自信がないのですが、
恐らく織機と同じ向きで織られたのかなと思います。
自キャラの後ろは緯糸処理したあとっぽいし、模様的にもたぶんそう。
分かる人いたら教えてください。

最後に
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命も、時間も、手間も、技術も注ぎ込まれた至高のサベネア織。
サベネア島で展開される物語、そして人々の思いを理解する上で、
本記事が少しでもお力になれたら嬉しく思います。

それにしても、凄く細かく再現されてて感動した……
FF14が更に好きになりました。ほんとすごいよこれ
他の工房とかもしっかり見たいな!!

最後までお読みいただきありがとうございました!
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